2016-07-15

脳卒中後のうつ症状に鍼灸が投薬よりも期待が高まる北京のレポート

うつ症状に悩む患者

三大成人病の1つともいわれる
脳卒中の多くは、

何の前触れもなく
突然襲ってきます。

主な原因は
動脈硬化と言われます。

そしてこの動脈効果を
招く要因としては
・高血圧症
・高脂血症
・糖尿病
・喫煙
などが挙げられます。

このような
生活習慣病が要因となることが多いため、

脳卒中は予防できる疾患とも
言われています。

脳卒中を大きく分類すると、
・脳の血管が破れるタイプ
・脳の血管が詰まるタイプ
この2つに分けられます。

詰まるタイプを
脳梗塞と呼び、

この脳梗塞はさらに
・脳血栓症
・脳塞栓症
・一過性脳虚血発作
に分けられます。

血管が破れるタイプには
・脳出血
・くも膜下出血
があります。

脳卒中の患者のうち
日本では4分の3を
「脳梗塞」が占めており、

その次に
「脳内出血」
「くも膜下出血」
と続きます。

高齢者の増加や
生活習慣病患者の増加により、

2020年には300万人超すと
予想されています。
そして、脳卒中を起こすと、
・脳性麻痺(片麻痺や半身麻痺)
・言語障害
・認知障害

このような後遺症が
残る場合があります。

その他にも
脳卒中発症後は
うつになりやすいといわれています。

理由としては、
脳の血管が障害されることで、

気分や感情にかかわる部分が影響を受け、
抗うつ状態を招くことがあり、

それに加え、
体の不自由などのストレスが加わり、
うつ病を発症しやすいと言われます。

今回は
この脳卒中後のうつ症状に、

鍼灸が投薬よりも
効果的であるという研究をご紹介します。

この研究は北京の
Fangshan Hospital of Chinese Medicineで
行われたものです。
300名の脳卒中後のうつを発症した
患者を対象に行われた研究です。

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<方法>

患者をランダムに2つのグループに分け、2ヶ月にわたり調査を行いました。

グループ1:鍼灸を受けるグループ
使用したツボは以下の通り
Sishencong (EX-HN 1):四神聰
Baihui (GV 20):百会
Shenting (GV 24):神庭

グループ2:投薬治療を受けるグループ
抗うつ剤であるフルオキセチンを20 mg/d、経口で投与しました。
結果はハミルトンうつスケール(JAMD)で評価しました。
<結果>
HAMDはどちらのグループも減少しましたが、鍼灸を受けたグループ1のスコアは特に低いものとなりました。

グループ1
回復:35名
著しい改善:82名
通常の改善:35名
効果なし:16名
全体の効果率:89.3%
グループ2
回復:16名
著しい改善:41名
通常の改善:57名
効果なし:36名
全体の効果率:76.0%
<結論>
鍼灸は脳卒中の後のうつ症状に、投薬治療よりも効果があることが証明されました。

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この結果を見てわかる通り、
投薬治療以上の効果が期待できる
研究です。

このような研究が
もっと世間に広がることで、

投薬の治療よりも
鍼灸での治療を希望する声も
出てきそうですね。

より多くの方に、
薬を使わない治療として
さらに知れ渡ればいいですね。
引用:アメリカ国立生物工学情報センター 学術文献検索サイト(NCBI)2010年8月
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/21090335

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