2016-07-13

鍼灸が脳性麻痺の聴力障害の治療で効果を見せるという海外レポート

 

聴覚障害

脳性麻痺とは、
赤ちゃんがお腹にいるときから
生後4週までの間に

何らかの影響で脳に障害が起き、
脳の機能が低下した状態をいいます。
1000人に約2〜4人に
発症すると言われ、
早産の場合だと、

発症率が約10倍になると言われます。
年齢を重ねるごとに進行する麻痺や
一時的な麻痺、
もしくは
発達が遅れているというようなものは
脳性麻痺とは言いません。

この脳性麻痺は、
出産後すぐの診断は困難で、

成長するにつれて、
症状が現れはじめ、

定期検診などで
特徴がみられたときに、

検査をして発見されるのが
一般的です。
原因としては、

・遺伝的要素

・脳奇形

・脳血管障害

・中枢神経感染症

などが挙げられます。

主な症状としては

・運動発達の遅れ

・異常な運動と姿勢

・胸郭の変形による関節の拘縮

などが挙げられます。

具体的な症状は
~生後6ヶ月までの間~
・極端に反り返ることが多い

・首の座りが遅い

・哺乳が上手くいかない
などが見られ

~それ以降~
・原始反射が残る
・手足の動きが悪い

・はいはいやつかまり立ちができない

と症状がどんどん

現れるようになります。

そして
成長とともに、

二時的障害として、

側弯や関節の拘縮がみられます。
この脳性麻痺の治療法は

現代の医療技術では

まだ完全に治すことが

できないのが現状です。
今回は、
上記の症状では
入っていませんが、

脳性麻痺の聴力障害に
鍼灸が効くというレポートを

見つけたのでご紹介します。

治療時間は1時間よりも
30分の方が効果があったという
興味深い研究となっています。
この研究は
Affiliated Hospital at Nanhua Universityで行われたものです。
〜〜〜〜〜
90名の聴力障害を伴う脳性麻痺の患者を対象に行われ、患者は3つのグループに分けられました。
どのグループも鍼灸の治療を受け、同じツボが使われましたが鍼の滞留時間を変更して治療が行われました。
Group A: 30 minutes
Group B: 45 minutes
Group C: 60 minutes

どのグループも1日一回の鍼灸の治療を10日間連続で受けました。
全てのグループに聴力の改善が見られました。
グループBとグループCの結果は大きな差異のないものでしたが、驚くべきことにグループAの結果は他のグループよりも良い結果となりました。
研究者は、聴力障害に対する脳性麻痺の治療には30分間の鍼灸が理想的であると結論付けています。
〜〜〜〜〜

今回の研究では、
鍼灸の効果だけでなく、

治療時間についても
結果が出ています。

治療の時間は
長いほうが良いと思われがちですが、

この研究によって
治療の時間も効果を出すためには
必要な配慮だということに

驚きの声も
上がるのではないでしょうか。

今後、鍼灸治療を行う上で
とても参考になる研究だと思います。

そして、
鍼灸の効果がいかに素晴らしいものかを
感じられる研究ですね。
引用:Health CMI 2016年6月14日
http://www.healthcmi.com/Acupuncture-Continuing-Education-News/1646-acupuncture-relieves-cerebral-palsy-complications

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この研究で使われたツボ
Ermen (TB21):耳門
Tinggong (SI19):聴宮
Tinghui (GB2):聴会
Yifeng (TB17):翳風
Jiaosun (TB20):角孫
Luxi (TB19):顱息
Chimai (TB18):瘈脈

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