2016-05-13

多嚢胞性卵巣症に対し鍼灸への期待が広がる海外レポート

鍼灸 多嚢胞性卵巣症多嚢胞性卵巣症という病気
ご存知でしょうか?

別名「PCOS」と言われ
婦人科系疾患の中でも

最近、患者数が増加している
病気のひとつで

症状自体は軽いことが多いため、
気づかれないことが
多い疾患です。

正常だと、
卵胞が月に1つずつ成熟し、
およそ2センチくらいの大きさで
破裂(排卵)します。

多嚢胞性卵巣症は、
卵胞が卵巣の中に沢山でき、

ある程度の大きさにしか育たずに
排卵が出来なくなる状態です。

この症状は
排卵がされないため、

・無排卵月経
・月経異常
といった症状がみられ
不妊の原因になってしまいます。

排卵障害と呼ばれる症状は
他にもありますが、

その中でもこのPCOSは
特に患者数が多いとされ、

20代~40代の女性に
多いと言われています。。
症状としては

①無月経・月経不順・無排卵月経

②多毛・にきび・低音声

③肥満

④月経過多・不正出血

⑤不妊

が挙げられます。
原因はまだはっきりと
分かっていませんが

「内分泌異常」
「糖代謝の異常」

この2つの説が
有力だと言われています。
治療としては

まだ原因が明らかでないため
対症療法がほとんどです。

妊娠するためには
排卵させることが必要なため、

排卵誘発剤の投与が
行われます。

それでも
排卵が起こらない場合は

hMG-hCG療法という
注射での治療が行われます。

注射療法になると、

卵巣が腫れてしまう
「卵巣過剰刺激症候群」

を引き起こすリスクもあるので
注意が必要になってきます。
今回は、
この多嚢胞性卵巣症に鍼灸が
効果がある可能性を示した研究を
ご紹介いたします。

この研究は
スウェーデンのヨーテボリ大学で
行われたものです。

〜〜〜〜〜

・平均30歳の多嚢胞性卵巣症の女性患者9名に、16週にわたって14回にわたる鍼灸の治療を行いました。
・鍼灸を卵巣につながる腹部の筋肉と膝の裏のツボに対して行いました。
・研究ではツボに、低周波で痛みを感じない程度の電気を通す電気鍼を使用しました。
・この結果、鍼灸は月経周期の正常化、テストステロン(男性ホルモン)の減少、腹囲の減少(BMIや体重は減少せず)が見られました。
・研究者は、研究に関わった人数が少ないためさらなる研究が必要ではあるが、鍼灸が多嚢胞性卵巣症に一定の効果がある可能性を報告しています。

〜〜〜〜〜

この研究から、
いくつかの症状に
効果がみられるようです。

まだ、
確実な結果ではないとはいえ、
このような研究結果は

女性にとってとても嬉しい
報告ではないかと思います。

今後、さらに
鍼灸の可能性が広がりそうですね。
引用:Pacific College 2014年10月31日
http://www.pacificcollege.edu/news/blog/2014/10/31/acupuncture-offers-relief-polycystic-ovarian-syndrome

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