2017-02-03

【鍼灸が手術後の痛み止めを減らす】

鍼灸 痛み止め

鍼灸ニュースの宮崎です。

手術後の痛みや症状の原因は、手術によって組織が損傷してしまうことです。

神経組織の損傷や、損傷した部位に炎症物質が集まることで、術後痛が起こります。

これは急性痛の一つで、手術から時間が経って炎症が治っていけば徐々に消えていきます。
術後痛を抑えるのに使われる薬には、局所麻酔薬を使ってモルヒネなどのオピオイドを併用することが多いです。

オピオイドは中枢神経のオピオイド受容体に結合して効果を発揮する薬の総称で、鎮痛効果が高いです。
この薬による痛み止めの副作用として、長く使用すると常用性が出る可能性があるというのが挙げられます。
局所麻酔は神経細胞の活動を抑制する薬で、痛みの伝道と伝達を遮断します。ただし、副作用として血圧低下や運動神経の遮断作用などがあります。
また、オピオイドの副作用で気をつけたいのは常用性だけではなく、嘔吐や嘔気、呼吸抑制や鎮静などもあります。
必ずしも副作用が起こるわけではありませんが、手術後の痛みや症状を抑えるためにむやみに痛み止めを使わない場合もあります。

患者さんのQOLを保てる範囲で使うのが適切です。
以前にも何度か痛み止めに関する記事をご紹介していますが、今回は手術後の痛み止めを鍼灸で減らすことができるというメタ分析をご紹介します。
手術後には激しい痛みを抑えるためにオピオイドと呼ばれる麻薬性鎮痛剤(モルヒネなど)を使うことが多く、副作用だけでなく依存症などの障害も報告されています。
鍼灸を使うことで、痛みも副作用も減らすことができる、というわけです。

〜〜〜〜〜

手術後の痛み止めと鍼灸の効果を調査した13の研究を対象にしたメタ分析です。
対象になった患者は述べ人数682名にのぼります。

研究者は、「鍼灸は手術後の痛みを大幅に減少させるので、オピオイド鎮痛剤の服用を少量に止めることができる」という結論を出しています。
またこの効果により、吐き気、めまい、排尿障害、かゆみ、といったオピオイドによる副作用を抑制することができる、としています。

また、この研究により鍼灸が神経伝達物質の活性化させることにより痛みを減らしたり取り除いたりする効果や、また身体の痛みを抑制する働きを活性化させるという効果も確認されました。

〜〜〜〜〜

引用:Health CMI 2017年1月7日

http://www.healthcmi.com/Acupuncture-Continuing-Education-News/1702-acupuncture-reduces-opioid-use-after-surgery

この記事が役に立ったら「いいね!」してね

公式アカウントをフォローして更新情報を受取ろう

関連キーワード