2016-05-16

心臓疾患にも鍼灸が効果があるというブラジルの研究

鍼灸 心臓疾患

man suffering from bad pain in his chest heart attack isolated on gray background

今回は、
不整脈と神経心臓失神を
併発した患者に

鍼灸で治療をしたという
ブラジルの研究をご紹介致します。

失神発作は
血管運動神経の調節が
上手くいかないことで起こります。

短時間、
意識がなくなった状態を言います。

一般的な発作とは、
自律神経の調節が関与し

・緊張時
・ショック時
・興奮時
・急激な姿勢の変化
・長時間の起立

などにより、
血圧が下がることで発症します。
しかし、
・中枢神経系
・末梢神経系
・心臓
などの障害が

原因になることも
あります。

心臓が原因となる発作は
大動脈弁狭窄症や不整脈が
問題となります。

とくに、
不整脈が原因で起きる
失神発作は

突然死に繋がることが多く、
命の危険性が高まります。
このような失神を引き起こす
不整脈には

2つの種類があります。

①除脈性不整脈
これは脈が遅く、
脳への血流が足りなくなることで
起こるものです。

脳貧血のように
発作時、
本人には自覚がなく、

目の前が暗くなったり、
急に気が遠くなり、

気づいたらベットの上だった
というケースが多いです。

除脈性不整脈による
失神発作には

・洞房ブロック
・心房停止
・除脈頻脈症候群
・Ⅱ度モービッツ型房室ブロック

などが挙げられます。

このような症状は
人口ペースメーカーの使用により

普通の日常生活を
送ることが可能です。
②頻拍性不整脈

これは脈が速くなることで、
一回の心拍出量が減り、

脳が虚血状態になることで
起こる失神発作です。

①とは違い、
失神に先立ち、
動悸や頻脈の自覚症状が
現れてきます。

頻拍性不整脈がおこす
失神発作には

・心房細動
・心室頻拍
・上室性頻拍
・偽心室頻拍
などが挙がります。

上室性や心室性不整脈の治療には
病態により異なりますが、

・薬剤
・カテーテル
・特殊ペースメーカーの使用

現在は
このような治療により、
突然死が減少しています。
今回の研究では、
疾患の性格上比較調査ができないため、

一人の患者に
鍼灸で治療をしたという研究ですが、

鍼灸の有効性を
示すものとなっています。

顔にあるツボを使い、
不整脈と神経心臓失神の

患者への治療を行い、
その有効性を評価したものです。

〜〜〜〜〜

・リウマチ疾患による弁形成術と心筋梗塞、その後4度のカテーテル治療と血管形成術の既往症のある45歳の患者を鍼灸で治療しました。
・失神後すぐに顔のツボを20分間治療し、頻脈、高血圧、多呼吸、前胸の痛みもありました。
・動脈酸素飽和度と血糖インデックスの計測器は影響を及ぼしていません。
・安静中、失神中、治療1分後、10分後に計測した血圧、心拍数、動脈酸素飽和度、呼吸数データを比較し分析しました。
・鍼灸の治療が心臓血管系応答が上昇、体温や血圧などの生体機能の恒常性が上がり、患者の状態を正常化するという結果となりました。
・鍼灸は自律神経系と生体機能の維持、エネルギーバランスに即時の効果をもたらしました。

〜〜〜〜〜

この結果から
患者の状態が正常化した

ということが読み取れます。

今回の研究は
比較が難しいということで

一人の患者に対し
実施されたものですが、

このように詳しい情報が
記載されていると

とても
参考になりますね。

鍼灸が自律神経系を整え
生体機能を向上させることが
分かります。

今後も、
従来の治療に加えて

鍼灸を取り入れていくような
研究が進むといいなと思います。

引用:アメリカ国立生物工学情報センター 学術文献検索サイト(NCBI)
2016年2月http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/26896074

使用したツボ:YinTang(印堂)ChengJiang(承漿)

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