2017-03-30

【うつ症状に鍼灸が効くというイギリスでの研究】

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海外ニュースの宮﨑です。

うつ症状とは抑うつ状態とも呼ばれており、気分の落ち込みや憂鬱感、自分はだめだという自己否定感などが長く続いている状態を指します。
うつ症状を起こしている人は、勉強や仕事にやる気が出ない他、今まで好きだったことにまで興味を持てなくなり、何をしても楽しくないなどの特徴を示し、思考力が落ちることもあります。
そして、仕事などをしなければならないのに出来ない自分を責める気持ちや、焦りから苦しむこともこの症状の特徴です。
また、うつ症状には、夜眠れなくなったりその反対に一日中眠いなどの睡眠障害が起こることもあり、不安感やイライラ感が高まったり、自分が悪いと感じる自責の念が強まって、ひどくなると死を考える人もいます。
こうしたうつ症状は、うつ病などの精神障害によって起こることが知られていますが、薬の副作用でこのような症状が出てくる場合もあります。
そのような副作用を起こす可能性がある薬としては、ステロイドや降圧剤の一部、インターフェロン、抗がん剤などが知られています。
薬の副作用によって気分の落ち込みなどがあらわれてくることは、薬剤性うつ病などとも呼ばれています。
薬剤性うつ病は原因となっている薬を中止すれば改善に向かうことがほとんどなので、薬を使用していてうつ症状が出ていることに気づいたら、医師に相談して原因の薬の中止や抗うつ剤の処方などについて考えてもらうのがおすすめです。

うつに関する研究は今までにも何度か取り上げてきましたが、今回はうつ症状に鍼灸を追加することで効果が上がるというイギリスでの研究をご紹介します。

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ヨーク大学のHugh MacPherson教授が行った研究です。
北イングランドのうつ病患者755名を対象に調査を行いました。
患者は以下の2つのグループに分けられました。

グループ1:通常の治療を受ける(投薬・カウンセリングなど)
グループ2:通常の治療に鍼灸を併用する

グループ2の患者のうつ症状が大幅に改善し、さらに治療から12ヶ月後も効果が継続する、という結果になりました。

この結果を受け、Hugh MacPherson教授は次のように述べています。
「我々の研究で、鍼灸が慢性の痛みだけでなくうつ症状をコントロールする効果があるということがわかりました。

鍼灸は費用対効果も高く、投薬への依存を減らすことができる上、副作用の心配もないので、今後医療機関で自信を持って治療として取り入れていくことを期待しています」

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引用:EmaxHealth 2017年2月16日

http://www.emaxhealth.com/1506/acupuncture-treatment-can-help-standard-therapy-depression

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