2017-05-29

【閉塞性睡眠時無呼吸症候群に鍼灸が効果的というブラジルの研究】

鍼灸 睡眠時無呼吸症候群

海外ニュースの宮﨑です。

睡眠時無呼吸症候群は主に二つのタイプに分かれます。

ひとつが閉塞性睡眠時無呼吸症候群、そしてもうひとつが中枢性睡眠時無呼吸症候群です。

睡眠時無呼吸症候群の患者の約90パーセントが、閉塞性睡眠時無呼吸症候群であるといわれています。

閉塞性睡眠時無呼吸症候群とは、上軌道に空気が通る十分なスペースがなくなって、呼吸が止まってしまうという状態です。

原因としては首やのど周りに脂肪がつきすぎていたり、扁桃腺が肥大している、舌の付け根や口蓋垂などがのどや上気道を狭くしてしまっているなどの原因が考えられます。

放っておくことで重大な病気につながる危険性もあるので、なるべく早く対処することが大切です。

治療の種類としては、軽度な症状に対してはマウスピースを使った治療法が行われたり、根本的な治療法として外科手術がとられることもあります。

一般的に多く普及している方法が、寝ている間の無呼吸を防ぐために、装置を使って気道に空気を送り続け、気道を確保させるというものです。

薬の副作用としては、装置から送られる空気の圧力になれることができずに、なかなか眠れないことがあります。

そのほかにも無意識に空気を飲み込むことでおなかが張ったように感じたり、マスクをつけるのではなの周りが隠れたり赤くなったりする可能性もあります。

空気を送るので鼻やのどが乾燥したり、マスク周りから空気が漏れることで目や口が渇くこともあります。
前回も睡眠時無呼吸症候群に鍼灸が効果があるという研究をご紹介しましたが、今回もその一種である閉塞性睡眠時無呼吸症候群に関する研究をご紹介します。

〜〜〜〜〜
ブラジルのPublic Hospital of the Universidade FederalでDr. Anaflávia O. Freireを中心に行われた研究です。

OSAS(閉塞性睡眠時無呼吸症候群)の患者36名を3つのグループに分けて研究を行いました。
グループ1:鍼灸の治療を受けるグループ
グループ2:偽鍼灸の治療を受けるグループ
グループ3:特に治療をしない対照グループ

10週間の治療の後、AHI(無呼吸-低呼吸指数)は以下のように変動しました。
グループ1:19.9 → 10.1
グループ2:21.6 → 24.6
グループ3:20.4 → 28.2

鍼灸を受けたグループはAHIが減少しましたが、それ以外のグループは数値が悪化するという結果となりました。

このことから、鍼灸はOSASを改善する効果があると結論づけられています。

〜〜〜〜〜
引用:アメリカ睡眠時無呼吸症候群学会 Spring 2010

Acupuncture for Sleep Apnea

この記事が役に立ったら「いいね!」してね

公式アカウントをフォローして更新情報を受取ろう

関連キーワード