2016-05-09

鍼灸で逆子治療を試みたというイタリアの研究

逆子今回は鍼灸で逆子が治せたという
イタリアの研究を
紹介いたします。

そもそもなぜ逆子になってしまうか
あなたはご存知ですか?
初めに逆子について
説明いたします。

逆子とはどんな状況か?

通常の場合、
まだ妊娠して間もない時は

子宮の中に余裕があり、
羊水もたくさんあるので、

赤ちゃんの動きも
活発に感じられます。

そして赤ちゃんが成長するにつれ、
頭も重くなってきます。

重くなってきた頭は
重力の関係で自然と

頭が下を向き、
足が上向きになります。
このように正常に
頭が下に向かないものが
逆子と呼ばれ、

いくつか分類することができます。
①単臀位
お尻が下になり両足が上になるタイプ。

②複臀位
・全複臀位
お尻が下になり、体育座りのように
膝が曲がっているタイプ

・不全複臀位
上のタイプと違い、
片足は伸びて上を向いているタイプ

③足位
・全足位
足を下にして、
おなかの中で立っているようなタイプ

・不全足位
片足だけ伸び
片足で立っているようなタイプ

④膝位
・全膝位
膝が曲がり、膝が下になっているタイプ
・不全膝位
片方の膝が曲がっているタイプ

現在の日本では、
どのタイプでも
帝王切開となることが多いようです。

胎児の頭はだいたい妊娠28週を過ぎると、
下に下がり始めます。

最初の段階では
自然に戻ることが多いため
心配する必要がありませんが、

32週を過ぎると羊水も減ってくるため
逆子は改善されずに

帝王切開となることが
ほとんどだです。
また、
逆子のリスクとしては、
以下が挙げられます。

・長時間の分娩

頭が最後に出るため
分娩に時間がかかることがあります。

時間がかかることで、
赤ちゃんが低酸素状態となり
危険な状況になりかねません。

・臍帯の圧迫による窒息

臍帯の圧迫による酸素不足に
なる可能性があります。

・破水しやすい
頭より尖った部分が
子宮口を圧迫することにより、
早期の状態で破水する可能性があります。

早期の破水は
緊急手術が必要となってきます。

このように
母子ともに危険性が高まります。

帝王切開になってしまう前に、、
逆子は早いうちに
改善できたらいいですよね。
改善方法として日本では
・逆子体操
・お灸
・ツボ刺激

が主流となっています。
今回のイタリアの研究では、
この逆子に対しての

鍼灸の効果が発表されましたので
紹介いたします。

日本ではお灸などで
治療する方が増えてきていると思いますが、

西洋諸国では
鍼灸で逆子の治療をするというのは
初めての研究のようです。

〜〜〜〜〜
<方法>
240名の、33~35週で胎児が逆子の状態の妊婦を、2つのグループに分けて調査をしました。

グループ1:特定のツボに鍼と灸の治療を行う*

グループ2:特別な治療をせず経過を観察する
分娩の胎児の状態を結果とする。

<結果>

出産時の頭位分娩の割合

グループ1:53.6%

グループ2:36.7%

結果的に、グループ1の帝王切開率を減少させることにもなりました。

<結論>

鍼灸は、胎児の逆子を治す方法として有効であることが証明されました。

この結果は、鍼灸が帝王切開でなく自然分娩を目指す女性に効果的な方法であることが示されました。

〜〜〜〜〜

このように、海外でも
鍼灸での逆子治療が普及し始めそうです。

鍼灸の効果がもっと世界的に
広まればいいですね。

鍼灸がいかに女性の味方かというのを
こういったニュースが
示してくれる気がします。
引用:アメリカ国立生物工学情報センター 学術文献検索サイト(NCBI) 2004年4月
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/15280133

 

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