2016-12-22

PTSDに鍼灸が効果を発揮するという研究

一人ぼっち
PTSD
(Post-traumatic stress disorder
=心的外傷後ストレス障害)は

強烈なショック体験や
強い精神的ストレスが原因となり

様々な苦痛や
生活に支障をきたす症状が
出現する病気です。

具体的な原因としては、
命が関わるような出来事、

・戦争
・災害
・事故
・犯罪
・虐待など

これらの
強い衝撃を受けることが
引き金となり起こります。
症状としては、
以下の通りです。

①精神的不安定による
不安・不眠などの過覚醒症状

②原因となった体験や
関連する物事への回避傾向

③事件・事故・犯罪などに関わる
追体験(フラッシュバック)

これら3つの症状が
PTSDと診断するための
基本的な症状です。
原因となった体験の後に
これらの症状が

1か月以上続いている場合、
PTSDと診断され、

1ヶ月未満の場合には
ASD(急性ストレス障害)
と診断されます。

PTSDには
認知行動療法やEMDR、
抗うつ剤などによる
投薬治療などが一般的です。

今回は鍼灸も
PTSDの治療に

効果があるという研究を
ご紹介します。
The Journal of Nervous and Mental Diseaseに
2007年に掲載された
予備研究です。
〜〜〜〜〜

PTSDと診断された73名の患者を対象に研究が行われました。

患者は下記の3つのグループに分けられ12週にわたって治療を行いました。
グループ1:鍼灸の治療を受ける

グループ2:認知行動療法を受ける

グループ3:対照グループ
グループ1とグループ2はグループ3よりも効果が高く、同等の効果が認められました。

またグループ1とグループ2は治療後3ヶ月間も効果が持続持続しました。
この研究は予備段階のためさらなる研究が必要ではありますが、鍼灸がPTSDに効果を発揮する可能性があることを示しています。

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PTSDの予防法として、
心理的デブリーフィングが

一時提唱されたことも
あったようです。

しかし、
強制的なデブリーフィングは
症状を悪化させてしまう可能性もあり、

PTSDの患者には
患者の症状に合わせて、

無理のない治療を進めることが
とても重要ということが
分かります。
今回、
鍼灸による治療が行われ

認知行動療法と同等の効果が
得られていることが
分かり始めているようです。

ここ近年、
大きな自然災害で
多くの人が命を落としたり

幼児虐待などの問題も
途絶えることがありません。

今後、
鍼灸師として、

このような精神的ダメージが
大きい患者にも、

認知行動療法のような
治療効果を
提供できるといいですね。

一人でも多くの患者が
安心して暮らせる環境を
作っていけたらいいですね。

アメリカ国立補完統合衛生センター 2015年9月3日
https://nccih.nih.gov/research/results/spotlight/092107.htm

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