2017-01-25

【パーキンソン病のドーパミン低下に鍼灸が効果あり】

鍼灸 パーキンソン病

鍼灸ニュースの宮﨑です。
今回も前回に引き続きパーキンソン病についての研究をご紹介します。
パーキンソン病は運動機能に関係する脳内ホルモンであるドーパミンの不足によって運動機能に障害が現れますが、これを防ぐツボを発見したという研究です。

パーキンソン病とドーパミンは非常に深い関係にあります。

パーキンソン病とは、震えや姿勢の障害にはじまる筋肉のこわばりといった運動の症状が特徴的な病気です。

そしてドーパミンは運動調節に関係する働きを持つ脳内ホルモンです。

パーキンソン病にかかりやすくなる原因のひとつにはこのドーパミンが低下して起こるからだといわれています。

一説には、脳内で作られるドーパミンが正常な人の20パーセントにまで落ちるとパーキンソン病の症状が現れるとのことです。

パーキンソン病は症状が進行すると認知症の症状が現れてくることもあります。

それもまた、ドーパミンの低下によるものです。

この脳内ホルモンは、意欲や快感等のプラスの感情によって分泌が増えるもので、逆にマイナスの感情になるとどんどん減っていきます。

パーキンソン病にかかって思うように体が動かなくなりマイナスの感情に偏ると、さらにドーパミンの分泌量が低下し、さらにパーキンソン病が進行するという悪循環が働いてしまいます。

パーキンソン病とは今現在、完治する特効薬はありません。

ですが、症状の進行には個人差があり、治療や本人の資質によっては遅らせることが十分可能な病気です。

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韓国・ソウルのKyung Hee Universityで行われた研究です。

この研究では、パーキンソン病患者に鍼灸の治療が脳の化学物質にどのような効果を与えているかを調査しました。
LV3(太沖)とGB34(陽陵泉)のツボが、ドーパミン作用性のニューロンであるチロシン水酸化酵素の減少に作用することを突き止めました。
チロシン水酸化酵素は脳を保護する酵素で、ドーパミンの前駆体であるL-DOPAを助ける役割をしています。
研究者は、LV3(太沖)とGB34(陽陵泉)のツボがL-DOPAの減少を防ぐと結論づけました。
このL-DOPAの減少を防ぐことで、パーキンソン病患者の運動機能の低下を防ぐことができます。

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引用:Health CMI 2016年12月2日
http://www.healthcmi.com/Acupuncture-Continuing-Education-News/1692-acupuncture-slow-parkinson

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