2016-10-14

鍼灸がモルヒネより鎮痛効果が高い?

薬

モルヒネとは
強い痛みを緩和するために使われる
医療用麻薬です。

モルヒネは
強力な鎮痛・鎮静作用があり、
麻薬ではありますが

医療薬として
重要な役割を果たしています。
主にがんの痛みの緩和に
使われており、

がん患者のQOLを
維持するために重要とされています。

世界保健機関(WHO)で定める
がんの疼痛治療法には

患者の痛みに応じて
最も適切な薬を使い分け、

その中でも強い痛みに対しては、
モルヒネなどを含む強い鎮痛剤を

持続的に規則正しく使うことが
推奨されています。

専門家によると、
正しく使えば、依存は起きずに

患者の死期を早めることもない
と言われています。
ただし、モルヒネは
「麻薬及び向精神薬取締法」において
麻薬に指定されているため、

医師や薬剤師の厳重な管理が
必須となります。
モルヒネはあくまで麻薬であるため、
強い痛みで本当に必要な患者にだけ
処方されるものです。

このモルヒネは
副作用についても
しっかりと知っておく必要があります。

副作用には
・便秘
・眠気
・めまい
・吐き気、嘔吐
・呼吸がしにくい
・錯乱
など様々です。

今回ご紹介するのは、

鍼灸が痛みに対して
モルヒネよりも効果があるという
アメリカで発表された研究です。

この研究は
救急治療室で行われましたが、

効果が高い上に
安全性も高いと、

鍼灸に対する期待が高まっています。

「アメリカ緊急医療ジャーナル」に
2016年7月に掲載された

「救急治療室での鍼灸とモルヒネ静注の比較」
という研究です。
〜〜〜〜〜

300名の痛みのある患者を2つのグループに分け研究を行いました。
グループ1:鍼灸の治療を受ける

グループ2:モルヒネ静注の治療を受ける

<結果>

・効果率
グループ1:92%
グループ2:78%

・痛みの平均消散時間
グループ1:16分
グループ2:28分
また、グループ1は治療後5分の時点で痛みが大幅に減少し、効果は1時間持続しました。
グループ2のうち85名がめまいや吐き気、嘔吐などの副作用がありました。グループ1の副作用は4名でしたが、そのうち3名は鍼の不具合、1名は失神でした。グループ2では4名が失神しています。
この研究により、鍼灸はモルヒネ静注よりも効果があるだけでなく、副作用も少ないということがわかりました。

〜〜〜〜〜

この研究からもわかるように、
モルヒネに関わらず

薬を用いるというのは
副作用が伴うことが
多いのが分かります。

こういった副作用が
身体にどんな影響をもたらしてしまうのか、

正直わからない部分が
たくさんあります。

この研究から、
今後はさらに鍼灸が

生かされてくるのでは
ないでしょうか。

強い痛みで悩む多くの患者が
より良い方法を選択できる日も
近いかもしれませんね。

引用:Natural Society 2016年8月18日

Acupuncture for Pain Competes with Morphine in Shock New Study

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