2016-08-08

安定狭心症に対する治療効果に期待が高まる中国のレポート

狭心症
狭心症とは
発作的に胸の痛みや

圧迫感といった
症状を引き起こす病気です。

心臓の栄養血管である冠動脈が
何らかの原因で細くなると、

心筋への血流が悪くなり

一時的な胸の痛みを
感じるようになります。
この状態を狭心症といいます。
血管が狭くなる原因の多くは
・糖尿病
・脂質異常症
・高血圧によっておこる

「動脈硬化」です。

それ以外のケースには
「血管痙攣」も挙げられます。
狭心症には、

発作の起きる状況や強さ、
時間などが類似する
「安定狭心症」と、

発作の回数や強さが一定していない
「不安定狭心症」があります。
代表的な発作の症状としては、
・胸の奥が痛い
・胸がしめつけられる
・押さえつけられる
・胸が焼け付くような感じ

などがあります。

その他にも
・胃のあたりや背中の痛み
・のどの痛み
・左肩から腕にわたる痛み

このような放散痛も
現れることがあります。
狭心症の治療法には
大きく3つが挙げられます。

①薬物療法

・血液をさらさらにする抗血小板薬
・心臓の仕事量を減らすβ遮断薬、
・心臓の血管を拡張させる硝酸薬
・カルシウム拮抗薬

このような薬が用いられます。

②経皮的冠動脈形成術

これは、
心臓カテーテル検査と同様で

細い管を冠動脈の入り口に固定した後
バルーンを狭窄部にもっていき、
血管を押し広げる方法です。

その際にステントを留置させる方法が
増えているようです。

ここ近年では、
医療技術の発達により

バルーン治療以外にも
プラークを削る治療も
行われるようになっています。

③冠動脈のバイパス手術

全身麻酔によって行われる手術で

開胸して狭くなった血管の先に
他の部位の血管をつなぐ治療です。
米国では650万人近くが
発症していると言われ

毎年、約35万人が
狭心症と診断されているようです。
今回ご紹介する研究は、
この安定狭心症に
鍼灸が効果的であるというメタ分析です。

この研究は
中国・瀋陽市の遼寧大学病院で
行われたものです。
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安定狭心症に鍼灸の治療を取り入れた200以上ある研究の中から8つの研究を選び、のべ640名の狭心症患者が調査の対象になっています。
合計372名の患者が、平均して週に一度の鍼灸を受けており、
残りの268名の患者は鍼灸の治療を受けず、従来の投薬治療のみを受けていました。

この研究では、鍼灸を受けていた患者の効果率は88%を記録しましたが、
投薬治療のみの患者の効果率は60%となっています。
このメタ分析は、鍼灸は安定狭心症に安全で効果の有る治療法であるという結論を導きました。

さらに、冠動脈に関連する痛みと鍼灸の関連性についても調査され、以下のように結論付けています。

「この研究で、鍼灸の治療を受けた安定狭心症患者は、統計的に治療効果が上昇し、投薬治療の患者に比べ狭心症の症状が減少するということも発見されました」
〜〜〜〜〜

この研究でも
投薬治療以上の効果を

鍼灸治療が
証明しています。

今後、
命にかかわるような病気にも

鍼灸による治療が
生かされる日もそう遠くない気がします。

1人でも多くの患者が、
鍼灸治療または、
鍼灸治療を並行することで、

症状が改善できると
いいですね。
Health CMI 2016年7月8日

http://www.healthcmi.com/Acupuncture-Continuing-Education-News/1662-acupuncture-found-effective-for-angina-pectoris-relief

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