2016-05-11

抗うつ剤の離脱症状を鍼灸で緩和するという研究レポート

抗うつ剤日本ではうつ病が
増加傾向にあります。

厚生労働省では
15人に1人が生涯に一度は

うつ病になる可能性があると
報告されています。

2008年の時点で、
医療機関にかかっている
うつ病患者数は100万人を超え、

現在も増え続けてるのが現実です。

うつ病の回復期間は
治療を始めて約8か月で
6割の人が回復するようですが、

再発のデータは含まれていないため
実際はもっと少ないと思われます。

原因は未だ
はっきりとしていませんが、

脳内の情報を伝達する物質
・セロトニン
・ノルアドレナリン
・ドーパミン
などを総称した

モノアミンが減ることで
発症するという一説もあります。
うつと診断されると
抗うつ剤を処方されることが
ありますが、

この抗うつ剤には
副作用が出てきます。

バキシルという抗うつ剤で
患者さんの統計をみてみると

実際に効果あるという人は
患者さんの約50%といわれています。

この50%というのは
その場での効果であり、

飲み続けたことによって
うつ病が治るという人は
少ないようです。

副作用としては、
薬にもよりますが

・眠気
・吐き気
・口の渇き
・めまい
・便秘
・悪心

などが挙げられ、
3割から5割の方は
何らかの副作用が出ると報告されています。

また、症状が良くなったと言って
薬の服用をやめてしまうと

離脱症状という
薬をやめたことによる副作用が
現れます。

人によって様々ですが
・めまい
・頭痛
・吐き気
・しびれ
などの身体の症状や

・イライラ
・不安感
・不眠
のような精神症状が
挙げられます。
今回、抗うつ剤を中止する際に
鍼灸を受けることで、

その離脱症状を
緩和することができるという記事を
見つけましたのでご紹介します。

この研究は2014年に
Anhui University of Chinese Medicineで行われ、
上海鍼灸ジャーナルに
掲載された研究結果です。

〜〜〜〜〜

・抗うつ剤の投与量を減量していく過程の患者を2つのグループに分け研究を行いました

・グループ1は抗うつ剤の減量に伴い鍼灸を施術、グループ2は抗うつ剤の減量のみ

・ハミルトンうつ病評価尺度(HRSD)を利用し、減量開始前、抗鬱剤投与中止1週間後、投与中止1年後の結果を比較

・抗うつ剤の減量は2週間おきに行われ、最初の減量で全体の50%、2週間後に25%、4週間後に12.5%、6週間後に投薬中止というスケジュールで行われました
<投与中止後1週間後>

グループ1
・投薬中止に成功した患者は93.3%
・離脱症候群の症状が出た患者は3.3%

グループ2
・投薬中止に成功した患者は73.3%
・離脱症候群の症状が出た患者は53.3%

<投与中止後1年後>

グループ1
・うつ病の再発率は13.3%

グループ2
・うつ病の再発率は40%

〜〜〜〜〜
このことから、
鍼灸が抗うつ剤の離脱症状にも
効果が期待できるようです。

このストレス社会で
多くの方が悩みを抱えています。

少しでも多くの方の治療に
もっと鍼灸が
生かされるといいですね。
引用:Health CMI 2016年4月21日

http://www.healthcmi.com/Acupuncture-Continuing-Education-News/1626-acupuncture-prevents-depression-after-antidepressant-cessation

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研究で使われたツボは以下の通りです
Baihui, DU20:百会
Yintang, extra:印堂
Shenting, DU24:神庭
Shuigou, DU26:水溝
Neiguan, PC6:内関
Jianshi, PC5:間使
Shanzhong, CV17:膻中
Hegu, LI4:合谷
Zusanli, ST36:足三里
Sanyinjiao, SP6:三陰交

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