2017-02-27

【鍼灸が抗炎症に効くメカニズムを調査したニュージャージー州の研究】

鍼灸 抗炎症,鍼灸 痛み
鍼灸ニュースの宮﨑です。

抗炎症とは、炎症を抑える作用のことを言います。

炎症自体は体を守るための反応ですが、痛みや発赤といった症状を伴うために、避けたいと感じるのが人間です。

ツボ(足三里)は、膝の外側、お皿から指4本分下がったところにある一番くぼんだ部分です。

胃とつながりがある他、脚の疲れを取る効果でも知られています。

全身のさまざまな痛みに効果を発揮するツボで、万能とも言われています。

このツボは、松尾芭蕉が旅をしていた時にお灸をすえたことでも有名です。

このツボ(足三里)を刺激すると、副腎から神経伝達物質ドーパミンが分泌されて、抗炎症作用があることが確認されました。

全身の炎症を抑制する効果があることが分かり、神経に影響を与えます。敗血症モデルのマウスを使った実験では、ツボ(足三里)に鍼をしたグループでは50%の生存率がありましたが、鍼をしなかったグループでは全て亡くなってしまいました。

この結果から、パーキンソン病やアルツハイマー病などの難治性の病気にも、ツボや鍼は効果があるのではないかと期待されています。

鍼の可能性が広まることが分かり、神経や神経伝達物質ドーパミンの効果も数字としてあらわれているため、今後の活用が望まれています。
前回も鍼灸が抗炎症効果をもたらすメカニズムを調べた韓国の研究をご紹介しましたが、今回はアメリカでラットを使って行われた研究をご紹介します。
ツボを刺激することで、どのような経路を通って効果を発揮するのかを調査した研究です。

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アメリカ・ニュージャージー州のラトガース大学での研究です。

ラットのST-36(足三里)のツボを鍼で刺激する実験を行いました。
その結果、ラットの副腎から抗炎症作用がある神経伝達物質ドーパミンが放出され、敗血症的な炎症を鎮める生化学的な反応が見られました。

ラトガース大学の研究者たちが神経経路を追跡したところ、ST-36(足三里)のツボの近くにある坐骨神経から、脊髄を通り脳に達し、その後迷走神経を通り副腎に到達していたということです。

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引用:Health CMI 2017年2月3日

http://www.healthcmi.com/Acupuncture-Continuing-Education-News/1714-acupuncture-anti-inflammatory-marker-found

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