2016-05-06

緊張型頭痛に対する効果を研究したドイツのレポート

緊張性頭痛は最も多く
頭痛で悩まれている方の
22%~23%

約2,200万人は
このタイプだと言われています。

緊張性頭痛の特徴としては、
ギューッと締め付けられる痛みで

吐き気が伴うこともあり、
ふわふわとしためまいや
易疲労を訴える方もいます。

首や肩の凝りを伴う方が
ほとんどです。
原因は、身体的・精神的ストレスが
関係していると考えられています。

現代はスマホが普及し、
ネット社会と言われるほど

多くの人がスマホやパソコンを
使用しています。

長時間の使用により、
首から肩にかけて筋肉が緊張し、

血液の流れが悪くなります。
悪い姿勢が続いたり
疲れが溜まると、

乳酸などの疲労物質がたまり、

それが神経を刺激することで
痛みを引き起こすと言われています。

首の筋肉が弱い人は、
頭を支えるのに負担が大きいため、

頭痛を引き起こしやすい
傾向にあるようです。

それに加え
精神的なストレスも
長期的に感じていると

脳の痛みを調整する機能が
うまく働かなくなり、
頭痛を引き起こすと言われています。

緊張型頭痛は
ときどきおこる
・反復性緊張型頭痛

ほぼ毎日続く
・慢性緊張型頭痛

に分けられます。

症状は
頭痛のほかにも
・肩や首の凝り
・めまい
・全身のだるさ
を伴うこともあり、

多くの方が
この頭痛で悩まれています。

治療では、
病院にて
非ステロイド性抗炎症薬などが
処方されます。

これは、慢性の方には
ほとんど効果がないと言われ、

長期的な服用は
身体に大きな負担になるため
控えたほうが良いとされています。

他にも
・漢方薬
・温熱療法
・電気治療
・牽引
・鍼灸などで、
筋肉の緊張を緩めるという
治療があります。

頭痛の原因を
改善するためにも

ストレッチや生活改善、
ストレスの解消が対策法として
勧められています。
治療の中にも挙がっていましたが、
鍼灸治療は
世界的にも頭痛の予防に
使われてきました。

しかしながら
効果については
賛否両論だったそうです。

今回はそんな問題に対し行われた
ドイツのメタ研究をご紹介します。

この研究はドイツの
ミュンヘン工科大学医学部付属病院で
行われたものです。
〜〜〜〜〜

<背景>
この研究は2009年にコクラン・ライブラリに掲載された論文の改訂版です。

<目的>
この研究は鍼灸に以下のような効果があるかを調査しました。

a)予防治療や日常行っている治療をしない状態よりも効果があるか

b)偽鍼灸(プラセボ)よりも効果があるか

c)一時的または慢性的な緊張性頭痛を持つ成人の頭痛の回数を減らすための治療(理学療法やマッサージなど)と同じ効果があるか

<調査方法>
CENTRAL、MEDLINE、EMBASE、AMEDの4つの文献サイトから、2016年1月19日までのデータを調査しました。
またWHOの検索ポータルであるInternational Clinical Trials Registry Platformから、2016年2月10日までの、継続中または公表されていない実験も調査しました。

<主な結果>
述べ2349名を対象にした12の研究が調査に当てはまりました。
a、b、cともに頭痛の回数が少なくとも半分に減った割合を調査しました。

a)調査1:鍼灸を受けたグループは48%、受けなかったグループは19%
調査2:鍼灸を受けたグループは45%、受けなかったグループは4%
b)鍼灸を受けたグループは51%、偽鍼灸のグループは43%
治療6ヶ月後も類似の結果になりました
c)今回の調査では、十分なレポートは見つからなかった

<著者の結論>
入手できる研究結果からは、鍼灸は一時的または慢性的な緊張性頭痛に効果があることを示唆しています。
しかし、今後は理学療法やマッサージなどの治療法と鍼灸を比較する研究が必要であると言えるでしょう。

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このような研究があることで
様々な意見があったものが
明確になってきますね。

このような研究を重ねることが
鍼灸を広げる第一歩なのかもしれません。

今後、このような研究を生かし、
鍼灸が確立されてくるといいですね。

少しでも多くの方の悩みが
解消されることを
期待したいと思います。
引用:アメリカ国立生物工学情報センター 学術文献検索サイト(NCBI) 2016年4月19日
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/27092807

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