2016-10-07

頚部脊椎症に投薬よりも鍼灸に期待がもてるという海外のレポート

首の痛みに悩む女性

頸部脊椎症とは

首の骨の変形や
椎間板の変性によって

引き起こされるケースが
多い症状です。
好発年齢は中高年といわれ、

初期症状としては、
首や肩、腕の痛みや
手指のしびれなどがあります。
徐々に症状が進行するにつれて
手指の巧緻運動障害や

歩行不安定などが
出てくることもあります。

レントゲンでは
椎間板の狭小化や骨棘がみられてきます。

頸椎症と頸椎椎間板ヘルニアによって
現れる共通の症状は

首の痛みやコリです。

そして、
椎間板が圧迫されることで
起きる症状なので、

痛みは朝よりも
夕方以降に悪化するのが
特徴です。

慢性的な肩こりを訴える人も多く、
かすみ目などの目の症状が
出てくる場合もあります。
検査方法としては、
X線所見やスパーリングでストなどで
診断していきます。

基本的に医療機関での治療として
代表的なのが

保存療法です。

安静を保つために、
頸椎カラーを着用するケースも
あります。

他にも痛みやコリに対しては
薬物療法が有効とされ、

非ステロイド性消炎鎮痛薬や
筋弛緩薬が処方されます。

薬物療法と併用して
運動療法をすることで、

筋肉の血流が促進され、
痛みの軽減や予防に役立ちます。
痛みが強い場合は
ブロック療法をすることもあり、

局所麻酔の注射をして
痛みを一時的に抑えます。
保存療法以外には
手術療法があげられますが、

これは、脊髄障害による症状が
現れている場合に
考えられることが多いようです。

以前に首の痛みとして
いくつか研究を
ご紹介しましたが、

今季は頚部脊椎症の治療に
鍼灸が投薬よりも

効果的であるという研究を
ご紹介します。

〜〜〜〜〜
60名の頚部脊椎症の患者を30名ずつ2つのグループに分けて研究が行われました。

グループ1:20分の鍼灸の治療を受ける

グループ2:点滴の投薬治療を受ける
どちらのグループも治療は1日1回、2週間毎日行われました。
効果率は以下のようになりました。

グループ1:93.3%
グループ2:76.7%
この結果から、頚部脊椎症には投薬よりも鍼灸が効果があると結論付けることができます。

〜〜〜〜〜
このように、
頸椎症に対する治療にも

鍼灸治療が効果を
発揮していることが分かります。
中高年を過ぎると、
手指のしびれを訴える方が多く、

仕事や趣味にも
支障が出てきてしまいます。

このような症状は
投薬治療も一時の改善にしか
すぎません。

このような症状でお悩みの方に
もっと鍼灸の可能性を
知ってもらうことで、

症状の改善だけでなく、
予防にも繋がるのではないでしょうか。

今後、さらに
病院と鍼灸師の提携が
円滑になることで

より多くの患者の悩みが
解消されやすくなる気がします。

近い将来
より良い治療を受けられる
体制ができるいいですね。
引用:Health CMI 2016年8月31日
http://www.healthcmi.com/Acupuncture-Continuing-Education-News/1673-acupuncture-found-effective-for-cervical-spondylosis

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治療に使われた主なツボは以下の通りです。
Fengchi (GB20):風池
Fengfu (GV16):風府
Tianzhu (BL10):天柱
Wangu (SI4):腕骨
Dazhui (GV14):大椎
Cervical Jiaji acupoints:首の爽脊のツボ

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