2016-09-21

痛みだけでなく痒みにも着目!アトピーに鍼灸が効果的というドイツのレポート

アレルギー 赤ちゃん

アトピー性皮膚炎とは、

アレルギー体質の人や
肌が弱い人に多く見られる、
皮膚の炎症を伴う病気です。
原因はいまだに解明されていないのが
現状です。

日本皮膚科学会は
アトピー性皮膚炎を以下のように
定義づけしています。

「アトピー性皮膚炎は
増悪・寛解を繰り返す
痒みのある湿疹を主病変とする疾患であり、
患者の多くはアトピー素因を持つ」

アトピー素因とは
1.家族歴・既往歴(気管支喘息、アレルギー性鼻炎・結膜炎、アトピー性皮膚炎のうちいずれかあるいは複数の疾患
2.IgE抗体を産出しやすい素因

このように、
遺伝または何らかの原因で、
IgE抗体を作りやすい

アレルギー体質になることで、
発症する皮膚の炎症となります。
この何らかの原因というのは、
・水質汚染、大気汚染
・食品添加物
・化学物質
・ストレス
・活性酸素
・合成洗剤

これらの摂取やストレスが
可能性としてあげられるようです。

東京大医学部で発表された報告によると、

年齢の経過とともに
軽快する例が多いとされていますが、

日本では約30万人の患者が
いるといわれています。

発症時期として

生後7カ月までが約29%
3~4歳児の罹患率が15%、

学童が約8%、大学生が2%
となり、

症状は
2歳をピークに徐々に低下し、

小学校に入学するまでには
全体の70%が、

小学校を卒業する頃には
全体の約85%が

自然に治癒するといわれます。

しかし、
中学までに軽快しない場合、

成人のアトピー性皮膚炎に
移行する例もあり、

いったん治まった症状が
思春期以降に再発する例も
少なくないようです。

成人アトピー性皮膚炎に関しては、

20歳を過ぎてから初めて
発症するというケースが
約15%を占めるといわれています。

今現在の治療としては、
ステロイドなどの対処療法が
主な治療法となっています。
今回は
そんなアトピー性皮膚炎のかゆみに、

鍼灸が効果があるという
ドイツの研究を見つけましたので
ご紹介します。

この研究はドイツの
ミュンヘン工科大学の
Dr. Florian Pfab氏らによるものです。

〜〜〜〜〜
30名のアトピー性皮膚炎の患者が研究に参加しました。
患者は3つのグループに分けられ、それぞれ異なる条件下で研究を行いました。
グループ1:患者の皮膚を花粉やダストなどのアレルゲンにさらし、通常の鍼灸の治療を行う

グループ2:患者の皮膚を花粉やダストなどのアレルゲンにさらし、偽鍼灸の治療を行う

グループ3:患者の皮膚を花粉やダストなどのアレルゲンにさらし、治療は何も行わない
グループ1の患者のかゆみのレベルが、グループ2と3の患者に比べ減少しました。

さらに、この後すべての患者を再度アレルゲンにさらしたところ、グループ1の皮膚の炎症は1度目よりもひどくならずに済みました。
Dr. Pfabは、痛みとかゆみのメカニズムは類似性があるとし、鍼灸が痛みに効くのと同じようにかゆみにも効果がある、と説明する一方で、アトピー性皮膚炎に対する効果をさらに深く研究する必要があると締めくくっています。

〜〜〜〜〜

今回の研究で、
明らかな症状の軽減とともに

今後の鍼灸治療への
課題が明らかになってきました。

このように、海外では
様々な症状に

鍼灸治療を取り入れた研究が
行われていることは

今後の医療を変える
大きな一歩となるでしょう。

小さいお子さんから
ご高齢の方まで、

より多くの方々にとって
鍼灸がより身近なものに
なるといいですね。

引用:ロイター 2012年12月22日
http://www.reuters.com/article/us-acupuncture-ease-itch-eczema-idUSTRE5BL3J320091222

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