2016-04-18

陣痛の痛みを和らげる方法

鍼灸 陣痛【陣痛の痛みを鍼灸が和らげる】
陣痛にも鍼灸が効果的だということが
海外で明らかになってきました。

日本は、比較的痛みに強いと言われているようで、
「お腹を痛めて産んでこそ。」
という考えが未だ残っています。

しかし欧米では、
「無痛分娩」や「和通分娩」が
非常にポピュラーだということ
あなたはご存知でしたか?

まずは無痛分娩について
簡単に説明をさせていただきます。

無痛分娩というものは、
簡単に言うと麻酔で痛みを和らげるものです。

硬膜外麻酔は陣痛を妨げることなく
痛みだけを緩和させる効果があります。

そして、母親はリラックスして受けれるため
胎児への血流の流れもよくなると言われています。

しかし、メリットだけではありません。

薬を使うという面では、
母子ともに全く害がないとは
言い切れません。

加えて、
麻酔の効きは個人差がある上に、
麻酔のタイミングがズレてしまうと
効果がうまく出せないことがあるため、

出産の前に検査や点滴を行い
計画出産といった形が多く取られます。

分娩中に麻酔をするためのカテーテルを
硬膜外腔に挿入する必要もあるため、
ある程度の準備が必要とされています。

計画出産の日程としては、
陣痛が来る前のタイミングで設定されるため、
少し早めの37~38週初期が多いようです。

このような準備やリスクが
挙げられてきます。

理想としては、薬に頼らず
痛みの少ない分娩ができればいいですね。

今回、デンマークの研究にて
無痛分娩の投薬の代わりに鍼灸を治療する
という研究が行われました。

出産時に鍼灸を活用することで
鎮痛だけでなく、他の効果も期待できる
という研究をご紹介させていただきます。

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<研究方法>
正産期に分娩した607名の健康な女性を対象に、鍼灸、TENS、従来の無痛分娩の治療を行いました。
薬の投与が必要であったか、観血的な治療が必要であったか、視覚的アナログ尺度(0を痛みなし、10を最大の痛みとする尺度)での痛みの評価、出産に対する満足度の評価、産後2ヶ月後の痛みの度合いという項目で結果を評価しました。
また産科的所見として、陣痛の長さ、オキシトシン(陣痛促進剤)、分娩方法、産後の出血、アプガースコア(新生児の出産時の状態5項目を調べるテスト)、臍帯のpH値を調べました。*TENS(transcutaneous electrical nerve stimulation 経皮的末梢神経電気刺激)
痛みの局所、周辺、あるいは支配脊髄神経起始部などに表面電極を置き、低周波を通電する電気療法の一種

<結果>
・薬の投与や観血的治療において鍼灸を行ったグループは他のグループに比べ大幅に少なかった
・痛みのスコアはどのグループもほぼ同等
・鍼灸は分娩時間には影響を及ぼさず、またオキシトシンの使用量も他のグループと変わらず
・出産5分後のアパガースコアの平均とpH値は鍼灸を受けたグループの新生児が大幅に高かった

〜〜〜〜〜

この研究により、
鍼灸が薬に変わる方法の一つとして
結果が期待されることでしょう。

出産時の痛みに対して、
鍼灸で効果が出せるのであれば、

薬に頼らない分娩法として
普及されてくることでしょう。

引用:アメリカ国立生物工学情報センター 学術文献検索サイト(NCBI) 2009年3月

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19278378

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