2016-06-13

鍼灸がインスリン感受性を上げるという海外のレポート

鍼灸 糖尿病

Attractive diabetic woman doing injection with injection pen.

今回は糖尿病についての
海外レポートのご紹介です。

糖尿病とは
インスリンの作用が低下し
血糖値が高くなる病気です。
近年、糖尿病患者は
増加傾向にあり、
社会的にも問題になっています。
2014年に行われた
厚生労働省の
「患者調査」によると、

糖尿病の患者数は
316万6,000人。

2011年の270万人と比べると
46万6,000人増えて、
過去最高と言われました。
2014年の国民健康・栄養調査では

8年前の2006年に比べると
糖尿病有病者数の増加率が
男性15.5%
女性9.8%

であることが
明らかになりました。
糖尿病は50歳を境に
増え始め、

70歳以上では
4人に1人(男性)、
6人に1人(女性)、
で糖尿病になると言われます。

他にも
生活習慣病の患者数は、
・「高血圧性疾患」が1,010万8,000人、
・「高脂血症」が206万2,000人、
・「心疾患」172万9,000人、
・「がん」が162万6,000人、
・「脳血管疾患」 117万9,000人
と言われています。
このような生活習慣病は
加齢や日常の生活習慣が
誘因となる病気であり、

糖尿病に関しては
治療しないでいると
神経障害や網膜症を発症したり、

心筋梗塞や動脈硬化症などの
血管系疾患のリスクが上がるなど、

怖い病気といえます。
ある調査報告によると、
健康診断などで

血糖値の異常が見つかったひとは
10年以内に43%の人が
糖尿病にあることが判明したようです。

これに加え
血液検査で異常なしの人に比べると

10年後の医療費が
3倍以上かかることも
分かってきたようです。

このように、
医療費の面でも

糖尿病は予防すべき
疾患と言えるでしょう。

問題視されているのは
日本だけにとどまらず、

世界的にも
大きな問題となっているのは
ご存知でしょうか。
国際糖尿病連合(IDF)の
発表によると、

世界の糖尿病人口は
爆発的に増え続けており、

2015年に
糖尿病有病者数は
4億1,500万人。

有効な対策をしなければ、
2040年には

6億4,200万人に増加すると
予測されているようです。
糖尿病に関わる
医療関係者のためのサイトに、

「鍼灸がインスリン感受性を助ける」
という記事が
ありましたのでご紹介します。

南京大学で行われた研究で

2型糖尿病患者に対し
鍼灸の効果を調査したものです。
〜〜〜〜〜
経口糖尿病治療薬であるメトホルミンを投与されている患者を2つのグループに分け、グループ1は投薬に鍼灸を追加、グループ2は投薬のみの治療を行いました。
グループ2の患者は、3週間にわたって1日おきに計10回の耳つぼの鍼灸と電気鍼を使った治療を受けました。
グループ1の患者は、3週間の治療後、体重、BMIともに減少がみられました。(平均体重:82.6kgから78.4kg、平均BMI:27.6 kg/m²から26.2 kg/m²)
空腹時血糖値と空腹時インスリン値にも改善が見られました。(空腹時血糖値:6.65 mmol/Lから6.12 mmol/L、空腹時インスリン値14.47 µIU/mLから9.91 µIU/mL)
HOMA-IR(インスリン抵抗性の指標)も後下しました。(HOMA-IR:4.25 to 2.67)
また、痩せるホルモンとして知られるレプチンの値に大幅な差が見られました。(治療前13.32±0.2 ng ml−1、10.84±0.4 ng ml−1)
どの値も、グループ2には特に変化は見られませんでした。

〜〜〜〜〜
世界的にも問題となっている
糖尿病ですが、

このような研究は
今後、世界的にも
生かされることでしょう。
生活習慣病というものは
生活の改善で
予防ができるとされる疾患です。

予防にも治療にも
鍼灸が確立できる日が
そう遠くないように思えます。
増加傾向にある疾患だからこそ
薬を使わない治療法の1つとして

世界的に広がるといいですね。

引用:Diabetes In Control 2016年5月21日
http://www.diabetesincontrol.com/acupuncture-helps-to-increase-insulin-sensitivity/

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