2016-12-05

鍼灸が肥満の治療に作用するメカニズムを調べたトルコの研究

肥満の男性
日本人の肥満の割合は
厚生労働省の
「国民健康・栄養調査結果の概要」によると

男性が28.6%
女性が20.3%

というデータが出ています。

更に年代別では
男性では40代
女性では加齢とともに

肥満者の割合が
高いとされています。

10年前からの推移としては、
男性の肥満者は変化がなく、
女性は減少傾向にあるようです。
以前に肥満の減量に
鍼灸が効果があるという記事を
ご紹介しましたが、

今回は
鍼灸が肥満の治療に
どのように作用するのかという

メカニズムに
焦点を当てて調査した
トルコの研究をご紹介します。

〜〜〜〜〜
結果は、鍼灸が体重の減少を促進することがわかりました。

鍼灸は、食欲、腸の運動、代謝に効果があり、さらにストレスなど精神的にも作用することがわかりいました。

また、視床下部腹内側核の神経や胃の平滑筋、血液中と脳内のエンケファリン、エンドルフィン、セロトニンの量を調査しました。

その結果、視床下部腹内側核にある満腹中枢が鍼灸により刺激されることがわかりました。

また、鍼灸が耳介枝にある迷走神経を刺激し、セロトニンの分泌量が増えることがわかりました。

この2つによって胃の平滑筋が調整され、かつ食欲が抑制されるという結果になりました。

セロトニンの分泌によって腸の運動が活発になり、エンドルフィンとドーパミンの分泌によってストレスやうつ症状が抑制されました。

これらの結果に加えて、鍼灸が血清中のベータエンドルフィンを上昇させることで、体を動かすエネルギーをもたらすことが考えられています。

〜〜〜〜〜

今回の研究では、
鍼灸によって、ホルモン値や
食欲、腸の運動など

様々な要素において
具体的な結果が出ています。

肥満にも作用するという
メカニズムが明らかになることで、

より鍼灸というものが
認められやすくなりますね。

日本の肥満者の割合は
女性は減少傾向にありました。

しかし、
世界的にみると、

例えば、
アメリカの肥満率は
日本の約10倍と言われています。

これは、
運動不足や偏った食生活、

食事の量などが
問題になっています。

海外では、肥満が原因で
命を落としたというニュースも
少なくはありません。
日本でも
メタボリックシンドロームが
問題視されていますが、

日本だけでなく、
世界的にも

肥満者に対する治療が
広がるといいですね。

今回の研究では
脳への作用やホルモン値の変化、
内臓への作用など

様々な効果に
期待が持てる結果となっています。

今後、肥満に限らず、
様々な症状に

生かせるのでは
ないでしょうか。

今後の研究にも
期待が高まりますね。
引用:アメリカ国立生物工学情報センター 学術文献検索サイト(NCBI) 2006年2月
https://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/16393882

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