2016-04-29

半身不随の患者さんに鍼灸で機能改善を試みたという海外のレポート

半身不随の症状に鍼治療現在、日本では
毎年5,000人以上の人が
脊髄損傷を起こしているようです。

中枢神経系は一度損傷すると
修復されることはなく、

未だ治療法が見つからない
障害の1つとされています。

損傷の原因として
約4割が交通事故とされています。

これはオートバイによる
事故が多くを占めています。

他には
・落下
・転倒
・打撲や下敷き
・スポーツ
などが挙げられ、

ラグビーなどの
接触プレーのみならず、

最近では
スノボーなどでの損傷も
増えているようです。
脊髄損傷は
「完全型」「不完全型」
に分類されます。

これは損傷の度合いによるもので
完全型は、
脊髄が完全に離断された状態です。

神経の伝達が途絶えるため、
損傷を受けた部位より下は

動かない、感じない
といった症状が現れます。

他にも幻肢痛といった
感じるはずのない痛みやしびれが
現れたりもします。

一方、不完全型は
一部が損傷された状態
または圧迫が起こった状態で

完全型とは違い
ある程度の機能は残されます。
障害直後は、
弛緩がみられますが、

時間が経つに連れて
麻痺を引き起こし、
生活に様々な支障を引き起こします。

合併症として、
血行障害による
皮膚の壊死(床ずれ)や

自力で排尿できない為
カテーテル等で導尿していきますが
その際に起きる尿路感染症

が起こりやすくなります。
受傷後は
リハビリテーションを
なるべく早いうちから
行うことが重要になってきます。

アメリカにおいて
受傷後72時間以内の
ステロイド剤の投与が

後遺症を抑制するというような
報告があるようですが

まだはっきりと
証明はされていないようです。
今回はアメリカのNPOで
脊髄損傷により
半身不随となってしまった方に

運動能力の向上や
そのほかの機能の回復をの為に

鍼灸治療を取り入れるという
記事がありましたので
ご紹介します。

〜〜〜〜〜

・2012年のコロラド州オーロラの映画館で起きた銃乱射事件の被害者であるStefan Moronさんは、一命を取り留めたものの脊椎を損傷し胸から下が麻痺してしまいました。
・彼はNPOであるChanda Plan Foundationが支援している取り組みにより、2年前から鍼灸とマッサージの治療を毎週無料で受けています。

・Boulder市の鍼灸師で、Moronさんに鍼灸の治療をしているStephen Corsale氏は、鍼灸は患者の運動能力だけでなく、時には感覚までにも作用すると語っています。
・Moronさんは背中の感覚のない部分にも鍼灸を受けているため鍼が刺さっていることはわからないこともありますが、精神的にも身体的にも鎮静作用があるといいます。
また、Moronさんが全身に起こっていた痙攣の回数が鍼灸の治療を始めてから減少したと語っています。
痙攣は痛みを伴うだけでなく、吐き気を伴う辛い症状でした。Moronさん「鍼灸の後は、自分の腕が戻ってきたような感覚になるんだ。
もし鍼灸がなかったら、体がこわばってとても疼くようになるんだよ」Chanda Plan Foundationの創始者、Chanda Hinton-Leichtle氏「体の麻痺を抱えている患者は、統合治療によって動きを与えることをしなければ、床ずれや、膀胱や大腸の機能障害、ひどい骨密度など、さらなる問題が発生してしまうのです。
彼らに、障害と健康は共存できるということを認識してもらうこともとても大切なのです」

〜〜〜〜〜

このように
痙攣の痛みや

吐き気などの症状が
鍼灸により緩和されています。

日本にも数多くの方が
脊髄損傷による
後遺症で悩まれています。

このような支援により
患者さんが無料で治療を

受けられるという環境があるのは
とても素晴らしいことですね。

少しでもこのような方たちの
QOLが改善・向上できるよう

鍼灸という治療が
生かされたら良いですね。
引用:Aurora Essential 2016年4月14日
http://www.aurorasentinel.com/guide/moving-needle-care-disabled/

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