2016-04-08

慢性萎縮性胃炎には薬より鍼灸が効果的

【慢性萎縮性胃炎には薬より鍼灸が効果的】

鍼灸は慢性胃炎に効果あり

日本人はピロリ菌の感染率が高いことは
ご存知の方多いかと思います。

このピロリ菌に感染することで
胃粘膜に慢性の炎症が起きることを
「慢性萎縮性胃炎」といいます。

炎症が起こり始めると、胃粘膜が萎縮し、
胃の腺細胞が減少し始めます。

胃の腺細胞には
・胃酸
・粘液
・ガストリンを作る細胞
などが挙げられますが、

これらの細胞の減少により
胃粘膜が薄くなります。

慢性萎縮性胃炎で1番の問題となるのは、
この炎症を起点として
「胃腺腫」や「分化型胃癌」
に発展してしまうことです。

日本では、
慢性萎縮性胃炎の患者さんと
健康な方と比較した時に

慢性萎縮性胃炎の患者さんの方が
胃癌の発生率が高いというデータも
明らかなものとなっています。

大きな病気になる前に、
早期発見、早期治療が
今後の課題となってきています。

今回は慢性萎縮性胃炎に
薬よりも鍼灸の方が効果がある
という研究の文献をご紹介させて頂きます。
この結果は80名の
慢性萎縮性胃炎の患者さんを
2つにグループ分けし、

治療終了後、4週目と8週目に
・臨床症状
・胃カメラ
・胃の粘膜の組織病理学検査

を行い、それぞれの効果率を
出したものです。
〜〜〜〜〜

<グループ>

グループ1:鍼灸の治療を受ける

グループ2:オメプラゾール・アモキシシリンなど従来使われてきた薬を服用する
<それぞれの効果率>

・臨床症状
グループ1:92.5%

グループ2:75.0%
・胃カメラによる胃の粘膜の病理学的
な効果率
グループ1:85.0%

グループ2:65.0%
・胃の粘膜の組織病理学的な改善率

グループ1:87.5%

グループ2:65.0%

<結論>

鍼灸は慢性萎縮性胃炎の患者に対し、
臨床症状、胃カメラでの観測、組織病理学的の全てにおいて、
従来の薬より大幅な改善が見られ、治療的な効果があることがわかりました。

〜〜〜〜〜
この結果から、
将来、治療のひとつとして
鍼灸が導入される日も
遠くないかもしれません。

鍼灸が1つの治療方法だということを
一般の方に
もっと知ってもらえたら良いですね。
この研究で使われたツボは
以下の通りです。

Guanyuan (CV 4)-関元

Qihai (CV 6)-気海

Zusanli (ST 36)-足三里

Xuehai (SP 10)-血海

Geshu (BL 17)-膈兪

引用:アメリカ国立生物工学情報センター 学術文献検索サイト(NCBI)
2009年5月29日

http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/19489491

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