2016-09-09

アルコール依存症に鍼灸治療が大きな改善率をみせました

お酒を楽しむ外人

薬物依存症の一種である
アルコール依存症は、

自らの意思で
飲酒行動をコントロールできなくなる
精神疾患です。
日本では治療の必要な
アルコール依存症患者は
80万人いると言われています。
アルコール依存症の発症には、
男女差があり、

女性は男性の半分程度の量で
発症するといわれています。

多量飲酒の基準として、
「1ドリンク」を
純アルコール換算で10g
約12.7mlとなります。

この基準で
「6ドリンクを超える飲酒」が
多量飲酒とされます。

この量を超えると
アルコール依存症の危険性が高まる

と言われているため、
注意が必要です。
1日の適切な飲酒量というのは

壮年男性は2ドリンクまで
・ビール500ml
・日本酒1合弱
・焼酎100ml
・ワイン200ml

高齢者と女性は1ドリンクまで
・ビール250ml
・日本酒1/2号弱
・焼酎50ml
・ワイン100ml
となります。
アルコール依存症になってしまうと、
アルコールが原因で
体を壊してしまうだけでなく、

事件や事故を起こしたり
家族に迷惑をかけるなど、

社会的・人間的に信用を
失ってしまうことが多々あります。

依存症になってしまうと、
飲酒関連の問題が起きても、

家族や周囲の人のアドバイスに
耳を傾けなくなるのも特徴です。

これは、問題が起きても、
自分のに都合よく考え
反省しなくなるためだといわれます。

離脱症状も大きな問題となっており
アルコール依存症の患者は

体内のアルコール濃度が下がると、
様々な自律神経症状や情緒障害

手の震えや幻覚などの症状が
見られるようになります。

この離脱症状が
さらなる飲酒の原因になるといわれ
これも大きな問題となっています。

このアルコール依存症の治療は
多くの場合
入院をして治療を進める形をとります。

入院治療は
・導入期
・解毒期
・リハビリ前期
・リハビリ後期
に分けられ、

計画的な治療が
必要となります。
そんなアルコール依存症に、
鍼灸が効果的であるという

レポートを発見しましたので
ご紹介します。

1989年に80名の
アルコール依存患者を対象に
行われた研究です。
〜〜〜〜〜
患者は2つのグループにランダムに分けられました。
・グループ1(40名):鍼灸の治療と薬物乱用のカウンセリングを受ける

・グループ2(40名):薬物乱用のカウンセリングのみを受ける
グループ1の患者は21名がこのプログラムを最後まで終えることができましたが、グループ2の患者でこのプログラムを終了できたのはたった1名でした。
6ヶ月後の追跡調査では、グループ1の患者はグループ2の患者の2倍以上の割合で、禁酒に成功していました。

〜〜〜〜〜

このように
カウンセリングのみの治療と
鍼灸を併用するという治療では

治療効果に大きな違いが
出ていることが分かります。

今後、アルコール依存症や
離脱症状に悩む患者に

鍼灸治療というものが
導入される日も
遠くないかもしれないですね。

アルコール依存症患者は
本人だけの問題ではなくなっているのが
現状です。

周りの影響を考えたうえでも
一人でも多くの患者が

より良い治療を受けれるような
体制が整うといいですね。

今後の鍼灸にも
期待がかかります。
引用:Pacific College 2015年1月5日
http://www.pacificcollege.edu/news/blog/2015/01/05/acupuncture-substance-abuse

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