2016-11-21

脳卒中の亜急性期に行った鍼灸治療が長期的な効果を発揮したというレポート

車いすの男性
脳梗塞を発症すると
・超急性期
・急性期
・亜急性期
・慢性期
と段階が分けられます。

この亜急性期というのは、
発症から
1~3週間の時期を指します。

病態としては、

細胞壊死による炎症反応から
徐々に浮腫の軽減
とされています。

ほとんどの症状は
消え始め、回復しますが、

ある程度、
重い後遺症が残った場合は

リハビリを続けても
発症前の状態に戻すことが
難しいと言われています。

今までに脳卒中に関する記事を
いくつかご紹介していますが、

今回は脳卒中の亜急性期に
鍼灸の治療が

長期的な効果を発揮するという
研究をご紹介します。
亜急性期とは
急性期の段階を過ぎ

病状が安定し
リハビリなどを行う
段階のことです。

〜〜〜〜〜

<方法>
45名の脳卒中を起こした患者をランダムに2つのグループに分けました。

脳卒中を起こしてからの日数は平均で40日でした。
グループ1:鍼灸の治療を受けるグループ

グループ2:対照グループ

すべての患者は多岐にわたるリハビリのプログラムを受け、グループ1の患者は追加治療として週に3−4回、30分の鍼灸の治療を6週間に渡って受けました。

<結果>

治療を初めて6週間後とリハビリを終えて1年後の運動機能、日常生活機能、健康状態を比較しました。
グループ2に比べグループ1に、6週間後、1年後ともに大幅な改善が見られました。
<結論>

鍼灸が脳卒中後の亜急性の段階に、長期的な効果が見られることがわかりました。

〜〜〜〜〜

このように、
長い目で見たときに、

大幅な効果が見られるというのは、
患者のQOLの改善に
大きく影響すると言えます。

今後、日本でも
リハビリとの併用治療を

取り入れる環境が
増えていくといいですね。

より良い治療が
より多くの患者に

提供されるようになる日も
そう遠くはない気がします。

今後の新たな研究にも
期待していきたいですね。

引用:アメリカ国立生物工学情報センター 学術文献検索サイト(NCBI) 1997年8月
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pubmed/9360031

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