2016-08-17

子どものADHDに鍼灸が成果をみせるという海外レポート

子どもたち
ADHD(注意欠陥・多動性障害)とは
幼少期に多い障害の一種で、

過活動、
不注意、
衝動性

を特徴とする
行動障害と言われています。
この障害は
周りに理解されづらく、

学校や職場でも支障をきたす
可能性があります。

文部科学省は
ADHDをこのように
定義しています。

「ADHDとは、年齢あるいは発達に
不釣り合いな注意力および(又は)
衝動性・多動性を特徴とする障害で、

社会的な活動や学業の機能に
支障をきたすものである。

また、7歳以前に現れ、
その状態が継続し、

中枢神経系に何らかの要因による
機能不全があると推定される」
上記の定義では、
7歳以前とのことですが、

2013年に出版された
精神医学会のDSM-5という

統計のマニュアルでは、
年齢が12歳に
引き上げられているようです。
ここ近年では、
子どもだけでなく

大人になってからADHDと
診断される人も多く、

話題になっている障害の1つです。

昔はADHDというような認識が
なかったため

・ちょっと変わった子
・問題児などと
扱われることが多々ありました。

現在は、ADHDという障害が
知れ渡るようになり、

脳が原因の発達障害という
認識が広がりつつあります。

治療には薬が処方されることが
多いようですが、

代表的なものとして
・ストラテラ
・リタチン
・コンサータ

などが挙げられます。

しかし、これらの薬は
副作用が問題視されており、

主な症状として
・頭痛
・食欲減退
・傾眠
・腹痛
・悪心
などがあります。

小児では
約75.2%

日本人及びアジア人の成人では
80.4%という高い確率で

副作用が報告されています。

さらに欧米諸国では、

ストラテラが引き起こす
自殺や暴力が問題となっており、

世界的にも
副作用の問題の出現率が
高いとされています。

今回はこのような
薬を使わない治療として、

鍼灸での治療が
有効でという記事を見つけたので
ご紹介します。
一つ目は
Shanghai Journal of Acupunctureに
掲載された研究
です。

二つ目は
Chinese Acupuncture $ Moxibustion Journalに掲載された研究です。
〜〜〜〜〜

①この研究では、ADHDと診断された子供592名が参加し、鍼灸を受けるグループと漢方薬の治療を受けるグループ、比較対照グループに分けられました。
結果は鍼灸を受けたグループは84.45%の効果率、漢方薬治療を受けたグループは78.77%の効果率となりました。

どちらのグループとも、症状と脳波に改善が見られました。
また患者の年齢が低いほど、良好な結果が得られました。
②この研究では100名のADHDの子供が参加し、頭皮の鍼灸に加え脳波バイオフィードバック治療を受けるグループと、脳波バイオフィードバック治療のみの治療を受ける2つのグループに分けられました。
鍼灸と脳波バイオフィードバックの治療を受けたグループの効果率は91.5%、脳波バイオフィードバックのみのグループの効果率は83.3%という結果になりました。
〜〜〜〜〜
この研究で紹介される
脳波バイオフィードバックとは

脳波のパターンを
トレーニングで変化させる方法で、

ADHDや発達障害、てんかんなどに
有効な治療法と言われています。
これらの研究により、
鍼灸を併用することで

効果率が上がることが
読み取れます。

今後、さらに広い範囲で
鍼灸が活用されることが
期待できそうですね。

引用:Health CMI 2016年6月15日
http://www.healthcmi.com/Acupuncture-Continuing-Education-News/1647-acupuncture-improves-outcomes-for-children-with-adhd

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