2018-03-29

子供の慢性的な痛みに鍼灸が良いというレポート

海外の小児針事情

子供の慢性の疼痛と鍼灸

子供の慢性疼痛は治療が難しいと言われていますが、最近、鍼灸が安全で効果的ということが証明されました。

シカゴのRush大学医学部のAngela Johnson氏のチームは研究の結果を「Alternative and Complementary Therapies」というジャーナルとして刊行しています。

 

慢性疼痛とは?

慢性疼痛とは12週間以上続く痛みを指し、全世界の未成年者の20〜35%が慢性疼痛を患っているといわれています。

大人の慢性疼痛も難しい治療と言われていますが、子供は鎮痛薬のエビデンスが少ない上に、成長期の子供に長期の投薬を続けることを心配する医療関係者も多く、困難を極める治療と言われています。

そのようななか、鍼治療が安全で効果的な治療法であると今回の研究で確認されました。

 

鍼灸と痛みの治療

鍼治療は大人の慢性疼痛に効く治療と考えられていますが、子供に効果があるかについてはあまり情報はありませんでした。

子供は痛みに対して大人と違う反応を示すという理由から、今回Johnson氏が行った子供への鍼治療の効果のデータを元にした研究は、とても意義深いものであると言えます。

 

研究について

この研究は7歳から20歳までの慢性疼痛を持つ未成年者55名を対象に、30分程度の鍼治療を8回に渡って行い、毎回の治療前と治療後に体の各所の痛みのレベルを「痛みなし」から「最悪の痛み」までで表現してもらうという方法で取ったデータを元にしています。

研究の結果、被験者は8回の鍼治療で劇的に痛みが軽減しており、またより早い段階での治療が特に効果があることが分かっています。

こうした結果を受けて、Johnson氏は「鍼治療は慢性疼痛を患う子供たちの健康状態に有益なことは明白で、多くの子供たちが鍼治療によって痛みから解放されることを強く望んでいる」とコメントしています。

参考サイト
http://www.medicalnewstoday.com/articles/304311.php

(リンク先は海外サイトです)

 

※当サイトの目的は、海外における鍼灸に関連するニュース記事、研究レポートを翻訳し紹介することであり、鍼灸等の効果効能を保証する、というものではありません。

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