鍼灸ニュース

鍼灸・針治療の効果とは?

鍼灸は誕生してから2000年以上、日本に伝わってからも1000年以上の歴史があります。日本に伝わってからの歴史を見ると、日本の伝統文化の一つとして考えてもいいのではないでしょうか。
その歴史の中で時の権力者から一般の方々にまで親しまれてきました。
昨今、日本でも再び鍼灸を受ける人が年々増えています。またメディアでも取り上げられることが増えてきました。
この歴史の古い技術が、なぜ効果的なのか?その医学的なエビデンスはあるのか?
などについてこのページではまとめました。

鍼灸の効果-自然治癒能力とは?

鍼灸とは、人間の体が本来持っている自然治癒力と呼ばれる、元に戻ろうという力を利用します。
自然治癒力とは、誰もが持っている身体が自然に治る力です。傷口をふさいだり、風邪や病気になっても元に戻ろうとする力です。
西洋医学であっても、東洋医学であっても、最終的に体を根本から治すのは、薬でも鍼でもなく1人1人の自然治癒力です。
鍼灸はこの自然治癒力を活性化させることで病気を治す治療方法です。

鍼灸治療の考え方

人の身体の中では氣、血、水(津液)が巡っていて、これらがバランスよく循環できるよう整えることで健康になることができるというのが鍼灸治療における考え方です。どれも生きていくために必要なものですが、東洋医学で使われる言葉なので一般の方には馴染みが薄く、氣や血はまだしも水(津液)とは?と疑問に感じることでしょう。

氣とは?

一言で表すなら生命力であり、生理機能など生命を維持していくための活動を支えるエネルギーです。これが不足したり滞ったりすると身体がだるくなる、息が切れるなどの症状が現れます。

血とは?

現代医学におけるものと同じように血管内を循環する赤い液体を指し、身体にとって大事な栄養となるものです。もしも不足や巡りが悪くなったならめまいや動悸などが起こります。

水とは?

最後に津液ですが、身体の中にある水分で血を除いたもの全てがこれに当たります。汗はもちろん、リンパ液なども津液に含まれ、身体を潤す働きがあります。のどの渇きや便秘、肌の乾燥などの不調は津液の不足や滞りが影響しています。

この3つが身体を構成しているため、どれか1つでも欠けてしまっては健康になるのは難しくなってしまいます。不調が現れた原因そのものを排除しようとする西洋医学とは異なり、東洋医学が元となる鍼灸治療ではつぼを刺激することで氣や血、津液が全身をバランスよくスムーズに巡れるよう整え、人が本来持っている生命力を引き出すことで健康になれるようにします。

鍼灸では根本的な治療を目的としている

現在日本の病院の多くが採用している西洋医学では、症状に対処することで治療としています。咳が出る人に咳止めを処方する、と言った治療です。それに対して鍼灸では、全身治療=根本治療を採用しています。咳が出る人には血行改善を行い、治癒力を高めることで治すという事です。

鍼灸が属する東洋医学では、咳は風邪が原因だと判明したら、咳を止めるより風邪を早く治すことに主眼を置きます。それには血行を良くし、リラックスする方が有効、と言う訳です。これが体の痛みでも同様です。そのためときには患部とは全く異なる部位に施術をします。

「鍼」と「灸」の特徴と治療効果の違い

鍼とは?

鍼をツボに刺す刺激により血行を促進して気の流れを整えることで、症状の回復や筋肉に溜まった疲労をとります。鍼の太さは種類が多く、髪の毛くらいの細いのもあり、痛みはほとんど感じられません。

灸とは?

ツボ自体は鍼と同じですが、温熱刺激を与えることで、血行を良くして症状を改善します。体温が上がれば免疫力も上がるので相乗効果が期待できます。特に痛みの緩和には効果を発揮します。

鍼灸での体の診かた

四診について

鍼灸は中国古来から伝わる医療技術で漢方と並び、世界に広がってきました。その診断は四診(望問文切)についての理解が必要です。目で見て判断する望診、話を聞いて判断する問診、体に触れて診察する切診、患者の体から出る音やにおいから判断する聞診の4つの判断方法から成り立っています。”

脈診とは?

切診のひとつで、脈をみて全身の状態を判断します。西洋医学の医師でも脈を触って診察することはありますが、東洋医学での脈診はそれよりも繊細に観察します。患者の両手の手首の親指側の動脈の脈を優しく触り、この感覚でどの臓器が悪いのかを判断します。

舌診とは?

舌の状態を見て診察する方法です。舌の大きさや厚さ、舌苔といって舌についている苔の様子で診断を進めていきます。東洋医学では体の病気が舌に出ると考えられており、鍼灸での診断方法の中でも重要なものの一つとなっています。

腹診とは?

切診のひとつで、日本で独特の発展をしました。おなかを触ってその状態などで病気の診断を進めていく診察方法です。体のそれぞれの臓器について触る部位や触った感触などで診断を進めていきます。

鍼灸は効果がない?

ネットを見ていると、様々な情報が氾濫しています。その中には、鍼灸が効果がない、といいきっているサイトもみかけます。ここではどうして効果がでないのかについての考察を解説します。

鍼灸は効果がある人とない人がいる?

鍼灸が身体に合った、合わなかったという話をよく聞きます。実際にうけてみて、すぐに効果を感じなければ合わなかった、効かなかった。すぐに効果を感じれば体に合った、効いたとなります。効果がでるかどうかは、実にさまざまな要素が影響します。また、効果がでているのに感じない方や状態が悪すぎてなかなか効果がでない方もいます。そのためすぐに効く人と効かない人がいるのは、その人の体の状態が影響しています。

鍼治療しても効果なしの理由とは?

鍼灸をしても効果がでないときに考えられることは

①症状が同じでも原因が違う場合

症状が他の患者と同じでも、その原因が違えば必要な治療や治療回数も異なります。鍼灸師にも得意分野があり、その原因に応じた鍼灸師を選ぶことが必要です。

②施術のピントがずれている場合

鍼灸師の技量によるものとなりますが、診断、ツボの選び方、刺激の大小など、さまざまな要素において判断が間違っている場合、効果は十分に発揮できません。

③鍼灸が有効とならない場合

現在、世界中で鍼灸に関する研究が行われていますが、鍼灸の有効性が認められていない疾患もあります。

鍼灸の効果は歴史が証明する

鍼灸がなぜ効果があるのかという仕組みは解明されていませんが、その効果は2000年以上の長い歴史の中で受け継がれてきました。

その2000年の中で、莫大な量の経験=データを積み重ねてきたのが東洋医学であり漢方であり鍼灸です。100年200年の研究ではなく、十分なデータ量があります。ただの経験則であれば、2000年以上の歴史の中で受け継がれることはなかったはずです。この時間と経験の積み重ねも鍼灸が効果的であるという証明のひとつかもしれません。

鍼灸の医学的効果について

鍼灸で生体内はどんな反応をするのか?ここでは医学的な視点から鍼灸の効果をまとめました。

鍼灸の仕組み ゲートコントロールセオリー

鍼灸によって体の痛みが軽減できる仕組みとしては、ゲートコントロールセオリーによるものだという説があるのですが、ではそのゲートコントロールセオリーとはどのようなものなのでしょうか。これは痛みの情報が脳に到達する間の門のような働きをする、膠様体(SG)という部分を何らかの方法で刺激することで、痛みの情報を抑制するという考え方です。例えば痛い部分をさすることで痛みが和らぐといった感覚は、このゲートコントロールセオリーが関係していると考えるのです。鍼灸によって傷みを抑えることができるのは、このゲートコントロールセオリーの仕組みを応用しているという説なのです。

鍼灸の仕組み エンドルフィン

エンドルフィンとは私たちの体内で生み出される痛みを止める役割のある物質です。鍼の刺激により、血液中のエンドルフィン濃度が上昇する、ということが分かっています。通常、人の体の中のエンドルフィンの濃度は10pg/ml以内が正常と言われています。ある実験データでは鍼灸の前には5.6pg/mlだった被験者のエンドルフィン濃度が13.6pg/mlになったという報告があります。

鍼灸の仕組み 末梢神経遮断効果

鍼灸は末梢神経の伝達をブロックして痛みを感じないようにすることできると言われています。私たちの体は痛みの感覚が刺激されると、それが神経を伝わり脳で痛みを感じるようにできています。その神経の伝達をブロックすることで、麻酔のように痛みを止める役割があると言われています。そのため鍼灸には鎮痛作用を高める効果があるのです。

鍼灸の仕組み 痛覚閾値の上昇

細い鍼灸の鍼で体を刺激することで、痛みを感じる閾値を上昇させることで痛みを感じづらくさせる、という説があります。人の体は刺激をうけると神経が興奮して、痛みをかんじるようにできています。鍼をさすことで、神経が興奮しづらい状態を作り、痛みを伝えにくくするため痛みをやわらげる効果があるという説があります。

鍼灸のしくみ 代謝の促進

代謝というのは食物から取り入れたエネルギーを効果的に体に振り分けていくことをいいます。この代謝がスムーズにいかないとエネルギーが残留をしてしまい余分な脂肪となります。そのためダイエットや冷え性の解消など、鍼灸の代謝を高める作用がエネルギー効率を代謝を促進する作用がある考えられているからです。”

鍼灸の仕組み 免疫への作用

鍼灸は免疫へも作用するという情報があります。鍼灸によって白血球数の増加が見込まれて、結果として免疫力が増加するという説があるのです。施術による刺激は体内での免疫システムでは異物の侵入と捉えられるます。侵入を感知した免疫システムは異物を排除するために白血球数の増加によって対処しようとします。もちろん鍼は体には残らないのでそのまま免疫力があがると考えられています。

鍼灸・針治療の適応症と効果

鍼灸の効果はWHO(世界保健機関)にも認められています。1979年6月に、WHOは北京で開催したシンポジウムの中で鍼灸によって改善効果が発揮される可能性がある疾病として、頭痛やめまい、自律神経失調症、喘息、関節炎、リウマチ、便秘、下痢、冷え性、眼精疲労など、43種類をリストアップしました。しかし、このリストは臨床実験に基づいたのではありませんでした。そこで、北京でのシンポジウムの後にこれらの疾病の鍼灸治療が科学的に有効であるかどうかを確かめる研究がすすめられ、2003年にまとめられた報告書の中で効果があることが認められました。

リハビリ分野への応用が少しずつ進みつつあります

東洋的な医学というのは今とても注目されています。膝、腰、肩や首などの痛みがある場合、違和感がある、また事故を起こしてしまったり、ケガをしてしまった際のリハビリで、鍼灸が使われることがあります。鍼灸の効果は、とてもすぐれていて、血行をよくすると言ったことが期待できます。温めるということは身体の免疫力を向上させることでも、治癒力を高めるということでも効果がありますし、今鍼灸の効果はとても注目されています。

自律鍼灸失調症

自律神経は身体の全ての器官をコントロールする制御装置のような働きをしています。この器官がストレスや体の疲れで制御に乱れが生じた状態を自律神経失調症と言います。この病気に対して、鍼灸は血流の流れを活発にし体の冷えを解消させる作用により、血流が良くなると身体の自然治癒力が向上し自律神経の乱れを解消します。

不定愁訴

何となく頭が重かったり、体がだるかったりと、明確な症状がないにも関わらずどことなく体が不調なことを不定愁訴と言います。原因ははっきりしておらず、自律神経の異常や更年期によるホルモンバランスの変化が原因だとも言われています。鍼灸は不定愁訴にも効果があるとされています。施術により体調を整えていくことで鍼灸の効果が出て症状が軽くなるといった事例が多く見られます。

美容鍼灸

いま女性の間で美容鍼灸がとても人気があります。鍼灸には血行を良くする効果があるので、それを利用して新鮮な血液を顔に送り込むことで、むくみやクマなどといった美容の天敵を改善していきます。さらに同時に、表情筋へのアプローチを行っていきますので、リフトアップの効果も期待できます。しかし、鍼灸のすごいところは表面上のことだけではありません。美というものは体の中から出来上がっていくものです。外見上の美しさだけではなく体の中から健康になることによってより美しい体を手に入れることが出来るのです。鍼灸を使えば体の調子が悪い部分の根本的な治療を行うことが出来ます。体を健康にしながら、顔面へのアプローチを続けることでより効果的なアンチエイジングが出来るというわけです。鍼灸の話をすると、痕が残ることはある?という質問をする人が多いですが、心配はいりません。内出血を伴うことがありますが、内出血は数週で消えるため、問題ありません。ただ、注意してほしいことがあります。鍼灸はすぐに効果が現れるとは限りません。しかし、数回受けることで肌が整うので、ぜひ何度も通って治療を継続してください。何度も受けることで、鍼灸を利用しなくても肌を保てる体が出来上がってきます。

鍼灸と西洋医学の効果の違い

鍼灸の特徴・思想

鍼灸というのは陰陽五行説がベースとなっているものであり、一見するとオカルト的に見えるものであったりもします。その効果に関しては科学的まだわかっていないことも多いですが、効果自体は「経験則」がデータとして蓄積されています。東洋医学では、人の体は経絡の流れが悪くなることによって、病気につながると考えられ、その経絡の流れをスムーズにすることによって自然治癒力を高めることで病気が治っていく、というのか鍼灸の考え方となっています。

検査などの数値として現れなくとも、不調があるからこそ病気になるという考えがあり、崩れた体のバランスを治すことが病気の治療につながります。この考え方を本治法といい、、病気に対してアプローチをするのではなく体に対して治療を行うのも鍼灸ならではの特徴といえるでしょう。

西洋医学の効果

西洋医学とは欧米で発展した医学です。300年から400年年前からの医学です。感染症の流行のたびに発展し、特定の臓器の病気に強い医学です。また、外科手術や外傷、消毒、抗生物質なども発展しましたが、これは戦争の影響が大きいです。そして、血液検査や画像検査などのデータを重視し、病名をつけ、その病名にあった薬を処方します。

西洋薬の多くは、発熱は解熱薬、咳は咳止め薬など単一の有効成分から作られ、一つの症状に一つの効果があります。症状を出なくしたり、軽くする対症療法が中心になります。また、西洋医学であっても、完治のためには自然治癒力による体の回復なくして治ることはありません。そのため対症療法と東洋医学の本治法を組み合わせた統合医療という概念が注目されはじめています。

鍼灸の効果やメリットは?

「使いすぎ筋」を緩め、「サボリ筋」を刺激する

鍼灸の効果のメリットのひとつに、使いすぎて疲れて硬くなった筋肉に、血流やリンパの流れに働きかけることによって緩める働きがあります。また反対に、たるんだり緩みすぎてしまっている「さぼっている」部分に関しては、血がその部位に集まることによって、ハリがでて引き締まる効果があります。

治療中は瞑想状態になれて心地いい

鍼灸には、リラックス脳波であるアルファ波を出す作用があります。そのため気持ちが落ち着き、心身ともに安らいでいる状態になることができます。一般的に、鍼灸には痛いというイメージがありますが、治療の際にはほとんど痛みはありません。最初は緊張している状態になりますが、途中から心地良い気分が続き、瞑想状態と同様の状態を脳内に作りだします。瞑想には、脳を正しく活性化させる働きがあります。仕事においても勉強においても集中力が大切であり、リラックスした状態で自分の心と体に向き合うことが重要です。これが脳のためのマインドフルネスであり、マインドフルネスの実践を継続することで、様々な行動における能率が劇的に変化します。この理想的な状態まで自分をいざなうためには、瞑想同様に鍼灸が非常に有効です。

自分の状態にあったアドバイスをもらえる

鍼灸には痛みの原因である体のコリを取り除いたり、自律神経の乱れを整える役割があります。また、鍼灸院では1人1人の体に合わせた鍼灸を行っています。そのため、それぞれの人に合わせたアドバイスをうけることができます。

全身の状態を診てもらえる

鍼灸が患部のみではなく全身をみるかというと、東洋医学では症状や病気をみるのではなく、患者さんひとりひとりと向き合うことが大切だという考え方が根付いているからです。現状、病院では病気に対しての治療が採用されていることがほとんどです。これに対し、東洋医学では「原因があるからこそ、症状が現れている」と考えます。そのため、問題が現れている部分だけではなく、体の状態の全てを対象となるのです。時間はかかることもありますが、問題の「種」を排除したい方におすすめです。

鍼灸のデメリット

鍼灸・針治療の痛みについて

痛くないように鍼をする方法

痛くないように鍼をするには、針が刺さる瞬間の痛みを防ぐようにさします。そのために日本では江戸時代に、管鍼法とよばれる痛みがほとんどない方法が開発されました。現代でも多くの鍼灸院がこの手法を採用しており、痛みはほとんどありません。

鍼の響きとは何か?

鍼を打つと刺さった場所が痛みに似た感覚や、膨張する感覚、独特の響く感覚が生じ、人によっては心地よく感じ、人によっては不快に感じることもあります。この感覚が鍼の響きと呼ばれるものです。

鍼が痛いところと痛くないところがあるのはなぜか?

血流を改善し、老廃物の排出などを促すことで体内循環を上げて疲労を回復させる効果のある鍼は、通常痛みがないものですが、身体の状態によっては痛みを感じる場合もあります。疲労が多く蓄積されて筋肉の緊張が強くなっている部分は痛みを感じることがあります。また、皮膚の知覚神経の敏感な部分に当たったり、毛穴に直接あたることでも痛みがある場合があります。このような時の痛みはチクッとする程度のものですが、もし苦痛を伴う場合には鍼灸師に伝えて改善してもらいましょう。

鍼治療による医療事故なこと

鍼灸によっておこる医療事故

鍼灸によっておこる医療事故は現在では、対策されているので極稀ではありますが絶対に起こらないというわけではありません。比較的多いものでは、気胸という肺に傷がついてしまって呼吸が苦しくなる医療事故があります。また、感染を心配されることが多いですが、はっきりとした因果関係が証明された例はウェブ上を調べた限りでは見当たりませんでした。過去に病院での輸血などによる医療事故から、鍼灸業界でも鍼の消毒の見直しが行われています。ただし、鍼灸も人間が行うものであり、稀ではあるものの医療事故が起こることがあるということを知っておきましょう。

鍼灸の鍼は使い捨てがほとんどです

鍼灸の鍼というのは以前は消毒を行ったうえでの使いまわしもありましたが、近年ではディスポと呼ばれる使い捨ての鍼が主流になり、使い回しによる感染症のリスクというのはほとんどなくなりました。病院での注射針の使いまわしによる感染症のリスクが問題視されるようになってからは、多くの治療院がディスポにシフトをしたことで、より安心して鍼灸を受けられる環境が整ったといえるのではないでしょうか。

鍼灸の消毒について

鍼灸を行う際、鍼灸師は鍼を行う部位にアルコールによる消毒を行います。また、アルコールにアレルギーがある場合は逆性石鹸など、アレルギー反応が出ない殺菌方法も用意してますので、アルコールアレルギーがある場合には鍼灸師に申し出てください。

鍼はプラセボにすぎない

プラセボとは、効果があると思い込むことによって効果が発揮されるというものです。施術者との信頼関係や、患者の思い込みによって、風邪薬として渡された小麦粉を飲んで風邪が治ってしまう、という話を聞いたことがあるかもしれません。鍼灸がプラセボかどうかについては、いまだ解明されていません。科学的な根拠ははっきりとしないものの、鍼灸自体は2000年も続いているものであり、現在世界中で研究されています。その研究の中では、現代医学では治療方法がない病気に関しても、統計学的な効果が認められるレポートも数多く報告されています。そのため、なぜ効果があるかははっきりしないものの「何らかの理由によって効果がある」とされているのが現在の見方となっています。ただし、人間の体の仕組みはとても複雑なため、科学で証明することには無理がある、という医師も多く、鍼灸を病院で採用する医師も増えてきました。

習慣性や副作用について

鍼灸には薬のような副作用はないと言われています。しかし治療後に一時的に症状の悪化や倦怠感が起こることがあります。しかしこれは副作用ではなく、好転反応ととらえられています。鍼灸は体のバランスを整えて、自然治癒力をあげる治療法です。そのため体がよくなろうとする際に、副交感神経が交感神経よりも優位にたつことで、心地よいだるさを感じます。また慢性的な腰痛や肩こりに鍼灸を用いた時に、筋肉がかたくなったり、痛みが増すこともあります。”

鍼灸を受けることによってクセになるのであれば、受けない方がいいのでは?と考える人もいるでしょう。実際、依存性というのは患者さん個人の精神状況に影響する部分も大きく、ひどく弱っている時や、体調が悪いときに、心や体が楽になる経験をすることで、辛くなったときにその効果に依存してしまう、ということは薬でもアルコールでも鍼灸でも起こり得ることです。しかし鍼灸そのものに依存性はないですので、クセになることはないと考えてもいいでしょう。むしろ鍼灸を受けて習慣にすることで健康になっていくことで、鍼灸を受ける方が体のためにはなります。自分の健康を維持していくための予防医学の一つとして、鍼灸を取り入れた生活を考えてみてもいいでしょう。

鍼灸の効果はこんな人におすすめ

病気の予防に

鍼灸は自律神経や内分泌系、免疫系に作用して、血流促進や病気の予防に、また毎日元気でいることに効果が期待できます。身体のバランスや恒常性を保つことを促進するので、疲れやストレスなどにより身体が弱っている時にもお勧めです。鍼灸をすることで筋肉の緊張を和らげ、血液循環やリンパの流れを改善して自然治癒力を高めます。また痛みを鎮める働きがあり、慢性的な痛みでつらい方も笑顔を取り戻すことが期待できます。血行を良くして毎日元気でいられるのは、何よりも幸せですね。

身体はつらいのに病気じゃない

何となく不調で、つらい時を経験したことがある方は多い様です。病院で相談してもこれと言った病名が付かず、「不定愁訴」として自律神経失調症などの曖昧な病名で、少し休むように言われるようなケースが該当します。これらは東洋医学では「未病」とされます。病気になる前段階として、対処が可能なものです。人体の持つ治癒力や活力を引き出すことで良くなったり、血行を良くして対処することができます。むしろこういった場合にきちんと対応することで、健康を維持できると考えるのが東洋医学の発想です。

鍼灸が弱った身体に活力を与えます

鍼灸とは、針や灸を使って身体のバランスを調整します。365ヵ所以上あるといわれているツボを刺激すると、免疫力と自然治癒力が高まります。特に鍼灸の効果が高いのは、病気になる前の未病と言う状態の時です。世界中の医療機関や世界保健機関(WHO)から注目されています。針を、目的の深さまで刺して、刺した針を上下に動かしたり、振動させたりして刺激を与えます。すぐに抜く施術と、刺したまま10分ほど置く施術があります。

鍼灸はどこにいっても効果がなかった人は試してみてほしい

病院に行っても原因が不明と言われたり、これ以上良くなることがないと言われて悩んでいる人は鍼灸を試してみてください。西洋医学では治すことができなかった病気であっても、鍼灸の効果によって治ったというケースは少なくないため試してみる価値は十分にあります。鍼灸が体調をよくするメカニズムは解明されていませんが、長い歴史を持ち効果自体は確かにあると実証されているので、病院で治らなかったのに鍼灸を受けたらすぐによくなった、というケースは無数に起こっています。

不妊鍼灸の内容と効果

不妊鍼灸とは、名前の通り不妊症に悩んでいる人のための鍼灸です。鍼灸の力で身体の不調や生理を整えることにより、妊娠するための準備を行うことができます。不妊鍼灸の効果についてですが、鍼灸をうければすぐに妊娠するというものではありません。実際には体外受精の前後に受けることで、妊娠率があがるなどの報告はありますが、それよりも体調を整えて、妊娠しやすい体作りをすることが重要です。不妊の原因および利用者の状況によって差が大きいですが、ある程度通い続けることによって妊娠できる確率を引き上げてくれます。ですので、ある程度継続的に取り組むようにしましょう。また、妊娠するまでだけではなく、妊娠期間中を通し鍼灸を引き続き受けることによって、さらに健康な赤ちゃんがうまれる可能性がたかまります。

鍼灸の効果がもっとも出る頻度・タイミング

いつ受けるのがいいのか?

鍼灸を受けるタイミングは、これといったタイミングがあるわけではありません。体調が悪いとき、なんとなく気分がすぐれないとき、健康管理のため、疲労回復など、さまざまなタイミングで利用することができます。

鍼治療の効果を感じるのに回数は必要か?

人間の自然治癒力を向上させて治癒を目指すのが鍼灸です。効果を感じるまでの時間は、その患者さんの病気や体力、頻度が影響します。1回で劇的に良くなるケースもあれば、時間がかかるケースもあります。

再発防止の効果が大きい

鍼灸の効果を見ていくと、再発防止の効果は注目すべき点です。なぜ再発防止が可能なのかというと、病気や怪我はいきなり起きるものではなく、長い間の生活習慣によってできた血行不良や自律神経のバランスなど、体質による部分が大きいのです。そのため鍼灸を継続することで症状が改善すると、同時に体質が改善され、病気の再発防止につながります。

鍼灸は病院での医療との併用はできる?

多くの場合、併用できます。元々鍼灸は、人間の持っている体全体の免疫力を高めることによって自然治癒力を高める治療法です。基本的には西洋医学の治療方法も、最終的な段階では自然治癒力がベースになっています。東洋医学との違いは、東洋医学は自然治癒力そのものを活性化させて治癒をさせるものであるのに対して、症状を薬等で抑えておく、もしくは手術で原因を取り除いたのちに、自然治癒力で治るのを待つ、という違いになります。そのため病院での医療と併用する事より効率的に治癒できるケースも多々あります。

ベストな頻度は?

鍼灸の頻度はその状況によります。週に1回でよくなる症状もあれば、週に3~4回受けた方がいいケースもあります。反対に2週に1度でもいいケースもあります。このように状況によって大きな違いがありますので、まずは鍼灸師に相談してみてください。

生理中は大丈夫か?

生理中に受けてもいいのか問われる人もいますが、まったく問題はありません。むしろ生理中のときこそ、鍼灸を受けることで体調が改善されて鍼灸のよさをより実感できるでしょう。

受けてはいけないタイミングは?

鍼灸治療を避けるべき状況については、WHOからリスト化されたものが公表されています。急性伝染病、急性腹症、重篤な心疾患、悪性腫瘍、血友病、壊血病、紫斑病、免疫不全症、肺炎など高熱を発する疾患、血圧が著しく高い時あるいは低い時、酩酊時、精神トラブル、その他重篤な状態にある時。ただし状況によって鍼灸が良い方向に働くケースもあり、一概には言えないというのがこたえになります。信用できる鍼灸師を見つけることができれば、一度相談してみるとよいでしょう。

鍼治療の効果が出るのはいつから?

翌日から効く?

よく「翌日から効く?」と聞かれますが、即効性と遅効性があるのでその症状によって効果のでかたは様々です。また急性症状か慢性症状かによっても異なり一概には言えません。ただし、急性でも慢性でも症状が重い場合には即効性がでずらい傾向があり、根治に時間がかかります。反対に軽い場合にはすぐに根治するケースもあります。

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